いきなり私事ですが、3か月前に父が亡くなりました。
そのことは、私にとってもちろん辛いできごとだったのですが、
「残された者は未来を見つめて生きるべき」と、
できるだけ前向きに、この3か月を過ごしてきました。
でも、母の悲しみは深く、今でも毎日嘆き苦しんでいます。
そんな母を見て、私は時にいらだちを感じていました。
これから一生、そんな生き方をしてくのかと。
そんな時に「初恋のきた道」を見ました。
息子が父の訃報を聞いて母の元に訪れるところからストーリーが始まるため、
どうしても自分の家族と重ねてしまいました。
その後、父と母のラブストーリー(過去)が始まると、
私自身の両親の話を見ているような錯覚にとらわれました。
最後の方は涙が止まりません!でした。
そのため、見終わった後には、自分自身の母に申し訳ないような気になりました。
そんなに嘆き悲しむくらいに、二人には夫婦としてのストーリーがあったことを、
もっと理解してあげればよかったと。
両親が老いていくということ、人が亡くなるということ。
正直、自分自身にそれらの経験がなければ、
シンプルなラブストーリーとして受け止めてしまう作品かもしれません。
でも、経験があれば、もしくはそこまで理解できれば、
特別なラブストーリーではなく、実際に身近にあり得る人間ドラマとして
受け止めることができると思います。