他の人のレビューを読むと、「Ruby をある程度触った事がある人向け」 とか 「初めて Ruby を触る人にはオススメできない」 ということが書かれていますが、私は Ruby を全く知らない状態でこの本を読んだのでその視点でのレビューを書いておこうと思います。
まずこの本のタイトルにある 「初めての」 という言葉ですが、「初めて Ruby に触るプログラマに向けて」 という意味であり、決して 「初めてプログラミングをする人に向けて」 という意味ではない事に注意してください。 前書きにも書いてありますが、他の言語をある程度わかっている必要があります。 少なくとも、プログラミング言語を 1 つは知っており、オブジェクト指向の概念、文字エンコーディングの基本ぐらいは知っておかないとこの本を読むのには苦労すると思います。 逆に、そのような知識があれば、Ruby については全く知らなくても問題はありません。
私は C/C++, Java, Perl, JavaScript あたりの言語を使えますが、特に Perl と Java の知識はこの本を読むのに役に立ったと思います。 オブジェクト指向の概念や文字エンコーディングに関する基礎知識など、情報技術関係の基礎ができていればさくさくと読み進めることができます。 Ruby という言語を使う上で重要な点をコンパクトに纏め上げた良書ですね。
Ruby 1.8 と 1.9 の違いの説明も随所でなされ、良かったと思います。
もちろん本書だけで Ruby の全てがわかるわけではないので、この本の次に読むべき本として 『
プログラミング言語 Ruby』 あたりをオススメしておきます。