本書は、「プログラミング初心者」 から 「Python を初めて学ぶプログラマー」 にまで対応しているというだけあり、Python を使うためにプログラマーが知っておくべき事柄を初心者でもわかるように説明している。
しかし、そのおかげで本書は非常に分厚くなってしまっている。 700 ページ超もの分厚さに対して、それだけ充実した説明がなされているかといえば、そうではない。 同じことを繰り返し説明したり、重要でない事を長々と説明したりと、必要でない部分に多くのページ数が割かれてしまっている。 そういった部分は初心者に対する配慮なのであろうが、長々とした説明に重要な点が埋もれてしまい、おそらく初心者にとっても逆にわかりやすくなっていると思う。
分厚い事が問題なのではなく、無駄に分厚い事が問題なのである。
もちろん分厚いだけあって、Python を使うために必要な事柄は十分に書かれているし、その構成 (どういう順番で説明を行うか) にも特に問題はない。 (文字エンコーディング関係の事柄がやや不足しているとは感じたが。) 無駄な説明が多く、分厚くなってしまっているという点を除けばそれなりに良い本ではある。