なかなか参考になるドイツ鉄道ガイドです。実際に利用する際に役に立つ知識が満載です。たとえば、駅に行っても日本の感覚で、すぐ乗車券は買えない。20−30分はみておいたほうがいいなどのアドヴァイスは当たり前ながら、大事なポイントです。またDBの食堂車の特色や使い方にも参考になる情報がいっぱいです。今回の注目点はもっぱら旧東独が中心として扱われている点です。日本では、ドイツというともっぱらライン川沿いのロマンチック街道の旧西独がどうしても注目されますが、旧東独地域も長い歴史に恵まれた場所です。今回はバルト海のリューベックに始まり、ベルリン、ドレスデンなどの隠れたドイツの魅力の地域が、詳しく鉄道旅行の観点から取り上げられており役に立ちます。この本の中の写真から判断する限り、著者の野田さんの旅行はほとんどが夏の時期に集中しているようで、本当にうらやましい限りです。