きれいな本である。
日本の旧石器時代をめぐる考古学は、2000年(平成12年)
「教科書から消し去られる事態」を引き起こした。
某による捏造事事件である。この事態によって学会時代が壊滅的な打撃を受け
すべてを一からやり直す自体に陥ったのだという。
本書には、その事自体も、率直に綴られている。
つまりは2000年以前(数年前の)に出版された旧石器時代の書物は、
みな廃棄処分と同じ事態を招いたのである。
その旧石器時代研究が復活しているというのだから嬉しいではないか。
私には『石ころ』にしか見えないものをどうやって『石器』だと判断するかもよくわかった。
ところで学者の間でも『石ころ』か『石器』か、論争になっているものがあって、
しかも議論は平行線なのだそうである。
このエピソードには爆笑。
しかしまた、それもよろし。