以下の点で、素晴らしい基本書だと思います。
・各章ごとに「概要」と「論点整理のまとめ」があります。
これは、頭の整理をするために非常に役立ちます。
・総論では各概念の実用的知識が身に着くように配慮されています。
とくに、客観的構成要件要素、主観的構成要件要素の意義・役割について今までモヤモヤしていた部分がかなり解消されました(抽象的な表現ですが・・・)。
また、一般的な基本書では、共犯の記述はごちゃごちゃして迷子になりがちですが、この書籍は上記の「論点整理のまとめ」等とも相俟ってよく整理されていると思いました。
・記述につき、顕著な過不足もないと思いました。
・総論と各論を横断的に学習できます。
・著者の自説も含まれていますが、それほど気になりませんでした。
おそらく、「論点整理のまとめ」がほぼ判例・通説ベースなので、混乱せずにすむのだと思います。