前田先生は、結果無価値ですが、行為無価値に近いとか、故意と呼びたいものを故意と呼んでいるとか、いろいろ批判されますが、
主観的違法要素を認めない点で、もっとも結果無価値的であり(主観的超過要素が違法性に影響すると主張する結果無価値論者もいます)、実質的故意論も人の主観面という曖昧なものを判断する上で極めて妥当性を有しています。
故意論に詳しくない人は、香城説も検討してください。
また、人からいろいろ批判されても前田先生自身から他の法学者への悪口は聞いたことがありません(何十時間か授業を聴講した限りですが、、)。
判例との整合性も意識されており、判例の理解も大変参考になります。
裁判官でも前田先生の本を使っている方は沢山いますし、
私も刑事事件を扱う場合は必ず参照します。
理論的にはちゃんと筋が通っていて,なおかつ判例との親和性のある名著です。
読んだことない方は一読をお勧めします。