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刑法概説(各論)
 
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刑法概説(各論) [単行本]

大塚 仁
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

犯罪構成要件の解釈を中心に、刑事学的・比較法的観点を考慮しながら具体的な理論を展開する。平成7年の「刑法の一部を改正する法律」に従い、その後の部分的な刑法の改正や注目すべき新判例について、増補する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大塚 仁
東京大学法学部卒業。名古屋大学名誉教授・法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 758ページ
  • 出版社: 有斐閣; 第三版増補版 (2005/12)
  • ISBN-10: 4641042330
  • ISBN-13: 978-4641042339
  • 発売日: 2005/12
  • 商品の寸法: 22.4 x 16.6 x 4.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 総論のレビューにも書いたけれど、昭和50年代の司法試験受験生の一番人気の基本書であった。

 団藤博士の難解な文章を噛み砕き、豊富な判例を引用した、分かりやすい本であった。

 ただ、総論については、平野教授の教科書が出たことで、急速に人気を失ったが、平野教授が各論の教科書を中々書かなかったため、各論は、こちらを使う受験生も多かったと記憶する。

 今、読み直してみても、丹念に通説判例を網羅し、過不足なくバランスよくまとめた格好の教科書と思う。その基本的な刑法観を別にすれば、マニュアル本や受験専門誌を読む前に、この教科書くらい理解しておかないと将来、困るのではなかろうか?

   (36期司法修習生)(弁護士)
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形式:単行本
 司法試験受験勉強初期で重要なことは、基礎知識の勉強であるが、
通常、三つの勉強方法が認められている

 第一は、伝統的かつ現在の法文に対応する概説書の熟読である。これに対し、
第二は、予備校テキストを軽く読み基礎的な問題演習をこなす手法である。
第三は、第一の概説書または第二のテキストを軽く読み、その後問題演習を行いつつ、
最新の学説を取り扱う試験委員を勤めていた、もしくは、いる先生のテキストを
読み出題の山を当てに行く方法である。現実に学会で通説とされないが、
試験委員であるがゆえに出題したのではないかという可能性の高い問題があった。
例えば、試験委員の先生のテキストの1p近くがそのまま短答式試験に出題された。
その先生のテキストの見解は学会で通説の地位を得たとは言い難い。その為、
受験生の多くは伝統的な概説書やそれを基にした予備校テキストの読み込みを抑え、
最新の論点を扱う先生のテキストに飛びついたのであった。
得点を争う試験である以上、当然の方法であるかもしれない。

 わたくしも、従前、この勉強方法に賛成していた(2005年冬)。しかし、
改めて考えてみると、このような勉強方法は結果的に効率を損じるのでは
なかろうか。基礎概念を頭に入れずして最新の論点を正確に理解することは
不可能だと考えるからである。むしろ、基礎を疎かにして最新の説を当てに
いくよりも、基礎を堅固にし、使いこなせるようになってから
最新の本を読む方が実務家研究者に関わらず、独り立ちした後、
法律家として伸びるのではなかろうか。更に言えば、現在出版の
最新の説までも視野に入れた基本書(先に触れた)は、総論の書評でも
書いた通り、文章構成の点で問題がある。これは、最近の司法試験で
答案の文章力が落ちたという酷評と関係があるのではなかろうか?

 わたくしは、基礎を大事にしたこのような本でまずは基礎知識・理解を
固めるのが良いと考える次第である。
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