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刑法三九条は削除せよ!是か非か (新書y)
 
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刑法三九条は削除せよ!是か非か (新書y) (新書)

by 呉 智英 (著), 佐藤 幹夫 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

「心神喪失・心身耗弱」、そして凶悪殺人犯が野に放たれる?精神鑑定はうそ臭い!刑法はもはや時代遅れだ!こんな三九条があるから被害者は救われないのだ!よろしい、まちがいなく議論はタブーなしで、徹底的にやるべきだ。さてしかし、責任能力とはなにか、なぜ精神鑑定が「うそ臭い」のか。ほんとうに「精神病者=犯罪者=責任能力なし」なのか。いや、そもそも刑法とはなにか。なぜ三九条の条文があるのか。本書は、この厄介きわまりない主題に迫り、冷静に、多角的に、腰を据え、そして時代に先駆けてなされる問題提起の一書である。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

呉 智英
1946年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。評論家

佐藤 幹夫
1953年秋田県生まれ。国学院大学文学部卒業。批評誌『樹が陣営』主宰。フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Product Details

  • 新書: 236 pages
  • Publisher: 洋泉社 (2004/10)
  • ISBN-10: 489691855X
  • ISBN-13: 978-4896918557
  • Release Date: 2004/10
  • Product Dimensions: 6.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 4.2 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #272,118 in 本 (See Bestsellers in 本)

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9 of 9 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 深くは無いがバランスのいい本。, 2005/4/19
By A Customer
 触法心神喪失者の問題について様々な視点から議論がされており、深くは無いですが問題の認識には訳に立ちます。また、論者のバランスもよくできており、読み終わると思考停止になるぐらいどれを正しいと言っていいのか分からなくなります。(実際に議論がまともな形では進んでいかないのも、どういう意見もそれなりに共鳴するところがあるからでしょう。)
 月刊誌の特集よりは詳しく、でも昔の新書よりは多義的に。これが新書の新しい形なのかも知れません。
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10 of 11 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 考えてみましょう, 2005/1/12
By レグルス (兵庫県神戸市) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
刑法三九条と聞いてすぐ何の条項か分かる人はあまりいないのではないでしょうか。

でも、その内容を聞けば誰でも思い出すでしょう、「心神喪失者は責任能力がないので減刑する」という、あれです。

本書はその三九条を巡って必要論者と不必要論者とが意見を並記する、というスタイルを敢えてとり、読者を喚起する構成になっています。

呉氏や小谷野氏といった著名な論述家から、臨床医、弁護士まで、幅広い視点からの賛否両論を収録しており、読了後には人権、刑法、マスコミなど、さまざまな面における問題や誤解、偏見を発見することになる、刺激的な一冊です。

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21 of 30 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars 私の印象では、削除反対派が優勢みたいなんだけど…, 2005/6/6
By モワノンプリュ (Japan) - See all my reviews
(TOP 100 REVIEWER)   
 こういう書名の本を作るということは、39条を問題視しているからに違いなく、私としては「是か非か」と掲げながらも、削除賛成派が優勢な内容なんだろうなと予想していた。ところが、はっきり削除派なのは佐藤直樹ただ一人。しかも、フーコーなんか援用する割には、フーコー本人が聞いたら臍で茶を沸かすようなお手軽な理論構成で、この人本当に刑法の専門家なの? ってカンジ。
 小谷野敦も削除派に与するようだが、論点は法制論というより心情論で、むしろ言論状況への批判。呉智英の議論は及び腰で、落としどころは折衷案。林孝司のは医療現場からの現状批判で、それはそれで傾聴に値するが、39条削除には直結しない。そもそも本書で何度も言及される日垣隆の議論だって、39条の全面削除を求めていない訳でしょ?
 他方、削除反対派の議論はかなり充実。橋爪大三郎は例のごとく木で鼻を括ったような原理論的な立論で、これはこれで私なりに反感も感じるが、筋の通り方については文句ない。より現場に近い人々の議論も、私には説得力があったし、なにより編者片割れの佐藤幹夫はハッキリ削除反対の論陣を張っている。
 確かに責任能力論は、近代法の依拠するフィクションの要に位置する。近年の遺伝論争の展開や本質主義の復権傾向から考えても、近代法の体系が再考を迫られていることは、私もその通りだと思う。しかし呉も言うように、来るべき法体系の姿は、まだ見えていないのではないか。
 私も、現状に問題無しとは思わない。やはり被害者遺族の感情により配慮した法の運用を希望する。しかし、少なくとも39条削除派がこの程度の論陣しか張れない段階では、削除後の世界が今より良くなるとは思えない。
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