全国の刑務所、少年院などを慰問し続けて25年(!)という、とんでもない偉業を成し遂げ、いまも継続中の桂才賀師匠。新宿末広亭に通ってくるような客とはまったく異なる聴衆を相手に、いかに笑わせるか、楽しませるかを考え苦闘する様は、さすがプロの意地。
語り口が面白いので、講談を聞いているみたいに楽しく読み進んでしまいます。
もちろん笑わせるだけじゃなく、泣かせて、人生の意味までも考えさせられる内容。
北は北海道旭川から、南は沖縄離島の刑務支所まで、慰問はすべてノーギャラで、ほとんどの場合は交通費・宿泊費も自腹だそうです。信じられませんよ!
やっぱり、日本を救うのは熟練の技と、本気のハートだなあとつくづく実感させてくれる快著です。