法科大学院で指定教科書になっているので、講義案から乗り換えました。
いえ、乗り換えたつもりでした。
内容的にはわかりやすく、実務的観点も考慮されています。
また某ローの刑事系の先生曰く、実務的問題が網羅されてて良いとのことです。
なので、本書に沿って学習することで道を外すということもないかと思われます。
ですが、読み進めていくと当然に疑問点が浮かぶわけで、そこらへんを他書を参照するわけですが、その中で講義案を見ると、ほとんど…というか全く同じ文が散見されるわけです。
私個人としては、本書はその文に少し学説的視点が付加されたという印象です(講義案は判例のページがかなりを占める点で一線を画しますが)。
もしかして、講義案を書いたのは池田先生なのでしょうか。
ともかく、抜粋が多いので、これなら図書館で借りるだけでも足りたのかな…と思わなくもないです。
ただ、内容的には良書だと思うので、決して評価が低くなるわけではありません。
なお、条文に関する誤記・不備がありますので、ここで指摘しておきます。
もしかしたら、2刷以降で修正されているかもしれませんから、購入の際は注意してみてください。
・41P,178P…291条3項の誤り
・57〜59P…条文にズレあり(どういうわけか、途中からごっそり抜けてます)
・331P〜337P…裁判員法に関する条文が一切記載されていません。
もし他に見つけたら、また追記します。
(追記)
追記しようと思っていたのですが、ずいぶん遅くなってしまいました。
・111P…道交法67条が挙げられていない(これを書かずに61条等を書くと大目玉くらいます)
・508P(索引)…「同時“傷”害の特例」の誤り