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刑事たちの夏〈下〉 (新潮文庫)
 
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刑事たちの夏〈下〉 (新潮文庫) [文庫]

久間 十義
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

新宿のホテルから大蔵省高官が謎の転落死を遂げた。警視庁捜査一課刑事、松浦洋右はトップの意向に抗して独自捜査を始める……。警察、政財界の不正を暴く刑事魂を描いた傑作ミステリー。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

北海道のリゾート開発に絡む明和銀行不正融資事件で、大蔵省の不正を克明に記した「白鳥メモ」を巡り、事件は大きく旋回する。メモはどこにあるのか。誰が持っているのか。松浦刑事の息子は事故に遭い、自身は警察に拘留された。盟友、大和田元刑事と古沢検事の必死の捜査が続く。大蔵省、警視庁、警察庁、そして…。陰謀と陰謀がとぐろを巻いて絡み合う警察小説最高峰の雄編。

登録情報

  • 文庫: 382ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/1/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101368724
  • ISBN-13: 978-4101368726
  • 発売日: 2009/1/28
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 319,860位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
評価が難しい 2009/4/29
By I'll go to a place in the sun VINE™ メンバー
形式:文庫
まず注意点を。
解説は絶対本編読了後に読むべし。
作品の結末に触れているところがあります。

「評価が難しい」というタイトルをつけて星5つとはこれいかにと我ながら思うのですが、
まずは星5つの理由から。
・なんといっても、ストーリーが秀逸であること。
あまたある欠点を吹き飛ばしてなおお釣りがくるくらい魅力的。
公務員(警察にかかわらず)・あるいは銀行員という職業の方には、一度は必ず経験されたであろう「こんな腐った組織辞めてやる」という思いをよみがえらせてくれ、これって創作じゃなく事実ではと思わせるほどリアルなストーリーに「あるよなこういうこと」と思わずうなずかされることでしょう。

「評価が難しい」という点について
・小説としてみた場合、?な点が多いこと。
その際たるものとして、
「刑事たちの夏」というタイトルのわりに「夏」を感じないことでしょう。
作品の終わりに若干出てきますが、それまではまったくといっていいほど
「夏」を感じさせない。いや刑事たちの執念こそが「夏」だといわれる方もいるでしょうが
「夏」の描写をいれるともっといいと思うのです。
三島由紀夫賞を取った著者には失礼かと存じますが、素人の正直な感想です。
また、物語の最後こそ小説っぽくなってはいますが、それまでは、やっぱりシナリオあるいはノンフィクションというのがふさわしい。

とはいえ、やっぱりストーリーが本当にすばらしい。
「こんな大げさなことってないで」と思う方も多いでしょうが、かなりリアルだと思います。
特に、社会的に大きな刑事事件の陰で、のちのち国民に大きな負担を強いる政治的なことがひっそりとしかし着々と進められる怖さなんかはまさにリアルです。

さて、作品の結末に触れるという「禁じ手」を犯した縄田一男の解説ですが、
日本における警察小説の流れをきちんとまとめてあって、なかなかのもんです。
「あっ、この人きちんと読んでるんだ」ってことがよくわかります。

最後に、こういう名作をよみがえらせた新潮文庫の力量を評価したいと思います。
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By RB トップ500レビュアー
形式:文庫
読み始めは、少し渋めの軽快なストーリーかなと勝手に決めて読みましたが、
全然違う!
正直なところ、期待以上の作品でした。
私の中では、警察小説の書き手として横山秀夫に匹敵する存在となっています。

最初はわりとサクサク読み進めるのですが、だんだんと権力や陰謀が幅を
利かせる闇の世界へ突入します。
省庁再編という実際の出来事と絡めた重厚なストーリーです。

最初の展開からは想像しなかったラストでしたが、
この小説にふさわしいものだったと思います。
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