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切断 (創元推理文庫)
 
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切断 (創元推理文庫) [文庫]

黒川 博行
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

最初の被害者は耳を切り取られ、さらに別人の小指を耳穴に差していた―。指は死後切断と断定され、連続殺人事件として捜査が始まる。続いて舌を切られ、前の被害者の耳を咥えた死体が見つかった。大阪府警捜査一課海部班の久松刑事を中心とした捜査は、真犯人へとたどり着けるのか?犯人側と捜査側、過去と現在の視点が複雑に交わりつつ、事件の全貌が明らかにされていく。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

黒川 博行
1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒。84年、第1回サントリーミステリー大賞佳作に入選した『二度のお別れ』でデビュー。86年『キャッツアイころがった』で同賞大賞を受賞。96年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 314ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2004/11/25)
  • ISBN-10: 4488442072
  • ISBN-13: 978-4488442071
  • 発売日: 2004/11/25
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 79,033位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By swing
形式:文庫
東野圭吾の「たぶん最後のご挨拶」を読んだ。東野ファンとしてはとても楽しい本だが、彼の作家としての自叙伝なので一般向きではない。
その本の中で、彼が絶賛していたのが、黒川博行の切断。東野作品で言えば、「白夜行」に近いノワール(ミステリ小説の一分野。犯罪者の視点に立ったものや、過激な暴力を盛り込んだリアルな作品をさす。)趣向の作品。今日、読み終えたが、とても良かった!◎
単行本と文庫本とではラストが書き換えられている。もちろん、スウィングは文庫本のラストを支持したい。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
最初にのめり込むまでは状態が分かりづらいが、緊張感あふれる文脈に、ぐいぐい引っ張りこまれる感覚が心地よい。トリックは途中で気付いてしまったが、それでも最後まで展開が読めず、とても興奮した。

そして迎えるラスト。これには絶句するしかない。

オススメ。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By キリ
形式:文庫
先に短編集(カウント・プラン)を読み
黒川博行という作家を知った。
そして、長編も読んでみたくなり 手に取った一冊。

冒頭から、いきなり「男」が殺人を犯すシーンから始まる。
そして殺人者は、被害者の耳を切り取り
代わりに殺害した男の耳穴に、取り出した「小指」を差す。
こうして、物語は猟奇的な色を醸し出して進む。

犯人が一体誰なのか?
その部分は、途中で何となく匂ってくるのだが
最後まで飽きさせずに進む、引っ張り具合が巧い。

なぜ、こんな猟奇的な連続殺人を犯すのか?
その意味が、ちゃんと繋がっている。

犯人の男の、無機質さが怖い。
感情が表に出ず、淡々と「殺す」という目的だけを持つ。
女を買った時にだけ、ふと”人間らしさ”というものが
垣間見えるだけ。

この無機質な男に味方出来ないまでも、目的を果たさせてやりたい
などという感情が湧き出てくるのが不思議だった。

事件の全貌が見えた時、得体の知れない、表現の出来ない
「気持ちの悪さ」というものが残った。
それを言葉にすると、ネタばれになるので伏せておくとして…。

読み終えた時、素直に「面白かった」と人に薦められる本だと思った。
そして、もっと他の作品も読みたいとも思えた。
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