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分析哲学講義 (ちくま新書)
 
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分析哲学講義 (ちくま新書) [新書]

青山 拓央
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

現代哲学の全領域に浸透した「分析哲学」。言語のはたらきの分析を通じて世界の仕組みを解き明かすその手法は切れ味抜群だ。哲学史上の優れた議論を素材に説く!

内容(「BOOK」データベースより)

フレーゲとラッセルの論理学研究に始まり、クワイン、ウィトゲンシュタインらの活躍を経て、現在では哲学の全領域に浸透した分析哲学。言語や概念の分析を通じて世界を捉えるその手法は、驚くほど幅広い分野で、新たな発見をもたらしてくれる。「言葉はなぜ意味をもつのか」「自然科学における自然とは何か」といった問いから、可能世界、心の哲学、時間と自由といったテーマまで、哲学史上の優れた議論を素材に、その先を自ら考えるための一冊。問題を正確に考え抜く「道具」としての分析哲学を伝える、珠玉の入門講義。

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2012/2/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480066462
  • ISBN-13: 978-4480066466
  • 発売日: 2012/2/6
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
形式:新書
分析哲学は、訳書・専門書は多数あるのに、バランスの良い入門書というのは実は少ない。
多くの本は、一般人でも読めるようにはなっているけど、中身は「筆者の論じたいこと」だけで全体のバランスや位置付けがよくわからないものも多い。
本書は、そうした状況を打破してくれる一つのよい分析哲学入門書である。

分析哲学が難しいのは、最初は「なぜその問いがそもそも『考えるに値する難しい問い』なのか」がよくわからないことが多い、というのは一因であろう。
意味の問題や指示の問題は、最初聞いても「そんなの当たり前じゃん」と思えるが、きちんと考えつめてみると日常的な捉え方にはいろいろと問題がある、そういうタイプの問題が多い。
そこをすっ飛ばしてしまうと分析哲学が何をやっているのか分からない学問になってしまいがちだが、本書では「素朴な感覚」からきちんと出発して、重要な問題を幅広く取り扱ってくれる。

全体としては言語のウェイトが高いが、心や時間の問題も取り扱われている。
最初からちゃんと読んでいけば入門者でも「分析哲学はどういうことをしているのか」は分かるはず。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
まさに講義 2012/2/19
形式:新書
分析哲学とは何か?著者は言語を研究対象とするのが分析哲学だという。なのに本書の後半では心や時間が論じられている。

著者の真意はこうだ。「我々は自由だろうか」といったテーマを論じるには、そもそも「自由」とは何か?のように語の分析が必要だ。でないと、参加者それぞれが異なる「自由」イメージを抱きながら議論をしても話はすれ違ったままかもしれない。言語の分析なしではまともな議論が成り立たないというわけだ。

ただ…予備知識なしで読んで良いと述べられているが、ちょっと取っつきやすいとは言い難い。論理式を使っていないという点では確かに入門的だが。原因の一つは学問史に沿っているところだろう。人名や専門概念の紹介が主となってしまっている。それぞれの概念の説明は、分かりやすくしようと努めているのはわかるが淡泊すぎると思う。

分析哲学に強い興味があって多少のわかりにくさは気にしない人や、哲学科の一年生のようにこれから学んでいかねばならない人にはちょうど良さそう。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
意味の不思議 2012/2/11
By モト
形式:新書
 青山拓央さんの『分析哲学講義』を読みました。分析哲学の入門書として、分かりやすく正確に書かれていると感じました。
 私が個人的に見事だと思ったのは、「規則」に関する説明です。p.119の〈人々の答えは事実一致するのですが、その事実を支えるもの、たとえば共通した規則把握の機構は存在しません。そして規則というものは、このような一致が成立しているという事実を後追いするかたちで初めて、その存在が示されるものなのです〉という説明は素晴らしいと思います。p.121の〈規則や意味の同一性が実践の一致をもたらすのではなく、無根拠な実践の一致が規則や意味の同一性をもたらすのです〉という箇所も素晴らしいです。
 本書の終わり近くで提示されている「分岐問題」は、非常に面白い問いだと思います。私も色々と考えてみたくなりました。
 最後の著者の意見として、〈私が期待しているのは、皆さんが自分自身の問題をもつことです。研究者を目指すのでもない限り、独創性は不可欠ではありません。他人を論破する義務も、他人に評価される義務もありません。それよりもずっと大切なのは、興味のある問題に出会える運と、何らかの直感を伸ばすか刈るかを即断せずに考え続ける力です〉とあります。ごくあっさりと、良い意見だなぁ、と思えました。
 しかしですね、ここでいう「問題に出会える運」とは、「分岐問題」において、どういう形で位置づけられるのでしょうか?と考えてしまうのです。
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