ポストモダニズムと言うと、どこか難解で現実とはかけ離れた抽象的なもの、というイメージを思い浮かべがちです。ガタリもそんなポストモダンの思想家の一人。しかし、本書はインタビューや雑誌への投稿を編集したものなので、それぞれ論点が絞られており、長い文章ではないので比較的読みやすいです。
また、理論だけではなく社会的なアピールや社会問題に対する具体的な考察も収録されています。彼の考えていた「革命」が具体的にどのようなものだったのかを垣間見ることのできるので、とても重宝しました。
理論と実践を結合させようとする思想家の息遣いと、その時代の革命の雰囲気がひしひしと伝わってくる、時代を証言するような本です。