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分子進化の中立説
 
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分子進化の中立説 [単行本]

木村 資生 , 向井 輝美 , 日下部 真一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、分子レベルでの進化的変化、すなわち遺伝物質それ自身の変化を引き起す主な要因は正のダーウィン淘汰ではなく、淘汰に中立なまたはほとんど中立な突然変異遺伝子の偶然的固定であるということを科学界に確信させるために書かれたものである。

登録情報

  • 単行本: 396ページ
  • 出版社: 紀伊國屋書店 (1986/10)
  • ISBN-10: 431400469X
  • ISBN-13: 978-4314004695
  • 発売日: 1986/10
  • 商品の寸法: 21 x 15.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 黒影
形式:単行本
分子進化の中立説とは、木村資生によって提唱された進化に関する学説のひとつである。

その概要は、DNA分子レベルでの遺伝子の変異は多くの場合、コドンやタンパク質立体構造の冗長性によって吸収される為、生物の生存にとって有利でも不利でもない中立的な変異であるとするものである。このようにして生じた変異の一部は確率論的に集団に広まり固定化されるため、進化には自然淘汰がもたらすもの以外に中立的な変化が存在する。

このような中立的な変異を指標として調べることで生物の進化系統や進化速度を詳細に検討する事が可能となった。

現在種の分類に使われているrRNA系統樹なども、分子進化の中立説から導き出される分子時計の概念がその理論的根拠である。

良く誤解されているのだが、分子進化の中立説はダーウィンの進化論と対立するものではなく、これを補完するものである。

ダーウィンの進化論をベースにメンデルの遺伝の法則や分子進化の中立説、近年の分子生物学の成果を加味して再編成された現代の進化論は、総合説と呼ばれている。
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By YRTS
形式:単行本
著者は、分子進化の中立突然変異浮動仮説(中立説)の創始者である。
どの分野であれ日本人研究者でこのレベルの業績を残せた人はまだまだ少なく、稀有な存在だ。
いまでこそダーウィン自然淘汰と並存するものとして位置づけられる中立説であるが、
分子生物学が登場してまだ間もない頃に、著者が理論提示したときにはそうでなかった。
本書では中立説の解説をしつつ、批判者への反論も交えて自らの理論の正当性を示していく。
専門的すぎるので一般向けとはいえないが、理論闘争好きの方は楽しめるだろう。
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