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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
怪奇幻想譚+推理小説,
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レビュー対象商品: 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫) (文庫)
気になる作家ではあったが、あの本の分厚さが私を躊躇させていた。この度登場した分冊文庫版の登場は大変ありがたく、読者の裾野をさらに広げるのではないかと思う。主人公の古本屋店主は森羅万象を知り尽くしているのではないかと思えるほど博覧強記で饒舌である。一読して彼の定義する世界の有様全てを理解できるわけではないけれど、それなりの説得力がある。その説得力が後半にさしかかって、納得に変貌をとげる。妊娠20カ月が経過しても出産できない女性を始め、次から次へと複雑怪奇な事象が出てくるのだが、主人公のロジックに照らされると別の一面が見えてきて「そうか。そういうことか」と感嘆。それが病みつきになってきて最後までぐいぐい勢い良く読ませていく。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
アンチ・ミステリ?,
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レビュー対象商品: 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫) (文庫)
解説で笠井潔氏はこの作品を本格だと言っていますが、明らかに夢野久作の系譜に連なるアンチ・ミステリだと思います。読者が推理する要素は殆どなく、事件その物も探偵役が関口でなければ狂人の仕業として簡単に処理されていたでしょう。狂人の起こした事件を同じく狂気に侵された関口が捜査することによって初めてミステリとなるのです。本格ミステリは犯人の作り出した謎を探偵が解明しますが、この作品では探偵である関口自身が謎を作り出してしまっています。そういう意味でこの作品もドグラ・マグラと同じく「狂人の書いた推理小説」と言えるのではないでしょうか。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
この種明かしは有りか無しか,
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レビュー対象商品: 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫) (文庫)
この本が刊行されたときに賛否両論渦巻いたという話ですが、本格ミステリファンには、ミステリに含まれないんじゃないでしょうか。 初めの妖怪の話や、序盤のオッサン2人の会話は読みにくく、 正直断念しかかりましたが(京極夏彦の文に馴れていなかったので)、 最後まで読むとストーリーそれなりに面白かったです。 最高に面白い「魍魎の匣」を読むために、とりあえず読んどきましょう。
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