はっきりいって、自称数学好き程度では途中で挫折してしまうほどの内容です。まだ発展途中の研究も多く、話が盛り上がってきたところで「詳しいところは○○の論文を参照してほしい」という締められ方をされるので、がっかりというか、肩透かしを食らった気になることもあります。がしかし、無駄のない的確な図が豊富に示してあり、熟読することで知的好奇心が刺激されることは間違いありません。
一方、元の文章が難しかったのか、翻訳が下手なのか分かりませんが、理解し難い日本語表現がちらほら見受けられ、本題とは関係ないところでストレスを感じました。また、本文で参照を促されている図が次のページにあるようなこともあり、内容が良いだけにこのバランスの悪さが非常にもったいなく感じます。
当然ながら実用性はこれっぽっちもありませんので、あしからず。