12ヶ月連続刊行の8作目,3ぶんの2まできました.
過去作から何度か存在をにおわせていた人物がようやく登場.
ただ,ここでもその本性を明かすところまではいかないようで,
いかにも『裏』がありそうな,思わせぶりな言動が気になります.
戦いでは,相手に昔の自分を重ねる主人公の心の揺れがなかなか.
わかりやすい対比で,まだ物語に大きな影響まではいかないものの,
こちらも,これまで,そしてこれからの『変化』に興味が惹かれます.
しかし,その戦いで講じた今回の策と結果はちょっと安易に感じました.
変わった相手なのですから,もっとにぎやかな攻防でもよかったのでは….
戦いのあとにあったはずの『捜索』も,みごとにカットされていて残念です.
とはいえ,ある人物の最後のセリフは,さりげないようでおどろき.
もしかしたら,これまでの流れや世界観までをもひっくり返し兼ねず,
役者も揃いだした残りの4冊,どこへ向かうのか不安と期待が半々です.