虚刀流七代目当主・鑢七花(やすりしちか)と白髪の奇策士・とがめの冒険第九弾。
変体刀の製作者・四季崎記紀が工房としていたという江戸・不要湖を捜索した七花ととがめ。八本目の変体刀「微刀・釵」は手に入れたものの、残る三本の手がかりを得ることができなかった二人は、以前手に入れていた真庭忍軍からの情報を元に、出羽の天童へ向かうのだが...
今回は、「王刀・鋸」なので、そのままノコギリ型の剣かと思っていたら、はずれでした。そして、相手は、心王一鞘流の当主なので、どれだけ派手な戦闘になるのかと期待したのですが、戦闘のほうもなにやら肩透かし、と言った感じです。七花よりも右衛門左衛門と真庭忍軍の戦いのほうが派手なんですが、それも、「対戦格闘剣花絵巻」というには反則の決着のつけかたです。軽くて読みやすいのはいいのですが、どんどん話があっさりしていくようです。もう少し読み応えがあるといいのですが。