辻氏が中学〜高校までの4年間暮らした北海道函館市に1週間滞在し、思い出の地を歩いて写真を撮ったり、食事をしたり、インタビュー(密漁監視員、元連絡船乗員、バーのマスター、石川啄木を研究している方)したことが一冊の本にまとまっている。
私自身も高校卒業までの18年間函館に住んでいたので、辻氏が描く函館(少しさびしい、心のこもった、時代に取り残された感じ)も函館の一面として見てきたし、現在も残っている。
この函館は、観光に来てガイドブックに載っている観光スポット(夜景や朝市やベイエリア)を回っていても見つけられない部分である。
函館に思い入れがある方は、辻氏の函館観をこの本を通じて見ていただけると、昔の思い出がよみがえったり、新たな発見をしたりできるかもしれない。