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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
発信する入試数学,
By 入試太郎 (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 出題者心理から見た入試数学 (ブルーバックス) (新書)
数学入試問題の改革を提言している書である。ノーベル賞の益川博士が、考える入試問題の必要性とマークシート問題の批判を受賞後の会見でされたが、その理由を本書では数学マークシート問題の裏技などによって平易に説明している。直列式問題は最初の小問で間違えると悲惨な結果になるので、並列式問題を多くする提案に賛成したい。直列式問題と見えても最後の一問だけ独立に解ける場合もあるが、それは無理と決め付けて解こうとしない受験生に同情するところが楽しい。整数問題や広範囲なグラフ問題に受験生が弱いことは納得できるし、今後の入試問題の一つの鍵になるように思える。数学的帰納法による答案をめぐる受験生との駆け引きは、受験生には大いに参考になるはずだ。 説明に用いた全問に解説を付けている点は素晴らしいが、普通の参考書にはない解答にやや拘っている面を感じる。しかし、主張したい内容を的確に捉える問題例をよく選んだと思う。それら全問の範囲で、高校数学全般を一通りカバーしている点に工夫がある。
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
教育行政,
By 大地 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 出題者心理から見た入試数学 (ブルーバックス) (新書)
猫の目のように変わる学習指導要領のお陰で、受験生ばかりか出題者も相当なプレッシャーが掛かっていることがリアルに分かります。それは融合問題が減る原因になるのでしょう。またマークシート問題は裏技ばかりでなく、論述力も育てない点に直視したいと思います。あと、習っていない公式を入試で使うときは、その名称を明記すべきだと分かるほか、入試数学答案の書き方全般を学べます。それに関連して、インドの大学入試問題も使って展開している部分は感心しますが、そこは難しくて、よくわかりませんでした。
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おもしろい本が出たものだ,
By ジャック "J" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 出題者心理から見た入試数学 (ブルーバックス) (新書)
タイトルを見たとき、入試問題がどういう意図で出題されているのかだけをまとめたものだと思っていました。本書はそれ以外にも、入試の裏側の部分や、出題者の本音などを赤裸々に綴っています。問題作成者側が苦労する点など、これを読んで初めて知ることができました。また、なぜ数学の試験にマークシート形式がふさわしくないのか、その答えも明かされます。 問題作成側にとって学習指導要領が足枷となっているのは、学習指導要領に矛盾があるからでしょう。これは小学校〜高等学校の現場の教師も少なからず感じていることではないでしょうか。また、入試で出題ミスが発覚すると、いたずらにマスコミが駆けつけて騒ぎを大きくしているように思えてしまうのですが、めまぐるしく変更される学習指導要領も出題ミスの一因であることを知りました。 これまでにこのような本は一度も見たことがありません。 文系の人にはこの本の内容が分かりづらいという意見もあるようですが、難しい数学の内容が100%理解できなくても、何を伝えようとしているのかという雰囲気は分かるはずです。 この本の影響により、日本の教育の問題点が少しでも改善することを願ってやみません。
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