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出雲国風土記 (講談社学術文庫)
 
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出雲国風土記 (講談社学術文庫) [文庫]

荻原 千鶴
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

現存する風土記のうち、唯一の完本。全訳注古代出雲の土地の状況や人々の生活の様子はもとより、出雲の神の国引きや支佐加比売命の暗黒の岩窟での出産などの神話も詳細に語られる。興趣あふれる貴重な書。

内容(「BOOK」データベースより)

本書は現存する五国風土記のうち、唯一の完本で、古代出雲の人々の暮らしのさま、土地の状況などを、数値も入れた整然たる構成で記載している。その一方で、出雲の神の国引きや、支佐加比売命の暗黒の岩窟での出産などの神話も詳細に語られ、数理的合理性と奇妙に共存している。興趣あふれる貴重な古典の全訳注。原文も収録。

登録情報

  • 文庫: 386ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/6/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406159382X
  • ISBN-13: 978-4061593824
  • 発売日: 1999/6/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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49 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 『出雲国風土記』の全訳註。巻末には原文を収録し、また『出雲国風土記』の地名マップもつけています。

 本文は読み下し文で進められます。『出雲国風土記』は、《郡総記/郷/山河/郡境路程》というように大変整然としていることもあって、そのつど現代語訳、註、解説をほどこす丁寧な構成になっています。見所はやはり『記紀』にはない独自でより素朴な神話伝承の世界。また整理された内容から古代出雲の地理がよくわかります。巻末の地名マップを参照するとより理解できます。

 単に神話伝説を読むだけでなく、古代出雲の地理の理解のために。また日本神話の形成や、出雲国造家と中央政権との関係を考える上でも重要な1冊。

このレビューは参考になりましたか?
31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
学問的な正確さについては全くわかりませんが、『風土記』は、注と訳が上下に付いている『新日本古典文学全集』版(B5版)が断然読みやすいと思います。私も家ではそれを読みました。しかし、レンタカーでの島根への短い旅に出たとき、往復の電車の中で読んだのは、小型のこの本でした。この本は読み物としては退屈な部分が多いと正直思います。しかし、珠玉のように感動的な部分もあります。また、私はほんの少しだけですが、現地に立つこともできました。「国庁意宇郡家北十字街」という十字路といわれる場所に立った時は本当に感動しました。また、この風土記に見える三つの寺の跡にも行きましたがそれぞれ感動的でした。やはり、「原本」はたとえ現代語訳で読んだとしても、解説よりも百倍いいと感じました。ということで、島根観光には是非欲しい1冊といえるかもしれません。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ペルシャ猫 トップ500レビュアー
形式:文庫
風土記は、記紀とは編集意図に違いがあるため、日本の古代史を考える上でとても重要な資料である。

出雲国風土記の他に、常陸国風土記、播磨国風土記、豊後国風土記、肥前国風土記等が存在しているが、完本の形で残っていること自体、出雲の力が大きかったことを示していると言える。

出雲国風土記では国つくりの具体的な話が出ててきたりと、古代出雲の人たちの世界観が繰り広げられている。
土地柄、現代では容易には行きにくい場所なので、地元民でないと土地勘が掴みにくいとは思うが、それで本書の価値が下がるわけでもない。

また、文化に対する貢献度という観点でも重要である。この本がなければ、出雲大社の祭祀は明治時代に崩壊する可能性すらあったと言っても過言ではない本である。

色々な意味で、重要な本であるが、何よりもこの本を楽しめるのは、やはり実際に出雲に行ってみた時だろう。
風土記とは、本来そういう本である。

実際に見ている場所の古代史資料というのは、読んでいて楽しいしことこの上ない。

ぜひ、色々と古代の人たちのことを考えながら楽しんで読んでもらいたい一冊である。
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