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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「未来から学ぶ」ということの枠組みを理解できる,
By 実践家 "太郎" (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 出現する未来 (講談社BIZ) (単行本)
不確実性が高まり、過去から学ぶことが難しくなった現在、我々の持つポテンシャルを解放させ、未来を生成していく方法である「未来から学ぶ」ということがどういうことなのかを、対話を通して理解させてくれる書籍です。オットー・シャーマーとピーター・センゲらは、このUプロセスのコンセプトを10年近く前から探求しており、モデルの前進となるものを海外のカンファレンスで6年ほど前にシャーマーから聞く機会があったが、それからのモデルの進化は素晴らしく、注意深くこの本を読めば、新しい世界観をだれもが獲得できるものと思われます。 企業や組織のマネジメントボードメンバー、戦略や企画スタッフ、R&D、マーケティング、そして人材開発や組織開発に携わる人は必ずお読みになり、これまでの自分の認知枠とのずれを再確認してはいかがでしょうか。
28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
壮大な知の冒険。,
By Scott (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 出現する未来 (講談社BIZ) (単行本)
驚愕の一冊、と言っていいはず。センゲ氏が提唱したLearning Organization(学習する組織)の要諦はシステム・シンキングにありますが、本書では、仏教や大自然での神秘体験など宇宙的な広がりのなかで、知と精神、科学と意識の融合を思索していきます。発端となる問題意識は「レクイエム・シナリオ」、すなわち自然環境や生態系の破壊等とも密接に絡んだ全人類的な危機をいかに脱却するかにあります。そのシナリオに向かう現在の状況をいかにして変化させるか。「結局のところ、変化のために重要な点はただひとつ。人の心を変えることだ」。――ここから壮大な知の冒険が始まります。 必要なのは、木だけでなく森を見ること、システム全体を見ること、そうして捉えた全体性を部分が体現すること。では、全体性への気づきはいかにして得られるか。センゲ氏らは、これまで近現代の世界で常識とされてきた合理主義や主体と客体の二元論を超えて、道教や禅の思想にも通じる人間と自然の合一、全体性の追究へ向かいます。今後のさらなる広がりを予感させる、知的刺激に満ちた瞠目の一冊です。
71 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ビジネス書の仮面をかぶったニューエイジ本,
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レビュー対象商品: 出現する未来 (講談社BIZ) (単行本)
本書で登場するトピックの数々は、ニューエイジ思想がよく使うコンセプトに含まれています。世界と一体になったり、宇宙と対話したり、波動が出たりユングのシンクロニシティが起きたり、東洋思想とエコロジーのエッセンスがふんだんだったり。基本思想は思考が現実化するということ。強く思うことで、外部環境に影響を与えることができる、という発想です。本書は結局、ニューエイジ思想を背景にしたビジネス書(本当は自己啓発書)と言えるでしょう。極め付きは、終章で『水からの伝言』で有名になった実験(祈祷やいい言葉を聞かせると水の結晶が美しくなる、などの全くの非科学的な物語)を紹介して、「水は生きていて、宇宙は人間が思うよりずっと相互に依存し合っている」から信じるらしい。 もちろんニューエイジや疑似科学をポジティブで倫理的な思考の一助として利用することすべてを否定するつもりもない。 でも疑似科学はあくまで「物語」であって決して科学ではない。自己啓発は大なり小なり本書のような思考を促すものだが、経営学の学者が、科学的な装いで読者に提示することには禁欲的であるべきだ。 本書を読むと、経営学の世界は何でもアリなんだ、と知る上で貴重な本です。文科系の人や疑似科学への免疫が弱い人は、特に距離を置いて読むべき本です。
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