ひさびさに塩山氏の大手出版社に対する妬み・嫉み・嫉妬、
そしてエロ漫画家への愛あふれる文章に浸るも、
半分くらい読んだところで気分的におなかイッパイ。
カツ丼とピザとお汁粉を同時に食らうような、
ある種の快感でもあるのだが、どうにか読了。
面白い。
氏の口汚い文章は好きで、以前から読んでいたが
今回はいつもの、水増しとしか思えない
書評・映画評が大幅に減っているので格段に読みやすかった。
が、同時にいつもの木っ端エロ漫画家に対する
罵詈雑言も減っているので、チト不満。
それが読みたくて氏の本を買ってるのにねェ……。
今回は毎度の「後で読み返すつもりのないメモ書き」のような
ゴチャついた構成ではなく、エロ漫画をとりまく編集者や客、
果ては取り次ぎやら警察etc....
カテゴリに分けて幅広く、かつ平等に罵ってるのだが、
どんどん落ちぶれていく塩山氏の変遷を見るのは寂しい気もする。
個人的にはツラの皮の厚さが2cmはあろう、
遠山なる老人の戦慄を禁じえないエピソードが非常に面白かった。