最近、受験界では最大の掲示板において、評判の落ちてきた出口モノである。
あう子は伸びるらしいけどうちはダメ、やったけれどもまったくだめなど、
1年前はあれほど賛辞が多かったのにと思うと隔世の感がある。
代わって「お母さんが教える国語」の印付けがママ達の間で評判である。
私が不思議なのは、出口モノを批判する人には、具体性がないことである。
どこがだめなのかさっぱりわからず、
結果(偏差値が上がらない)だけを見てダメと結論づけているように思える。
そこで、彼らに聞きたいのだが、どういう使い方をしているのかということである。
出口モノは、私がこれまで書いてきたように、自学自習は絶対無理であることを認識して欲しい。
この新日本語トレーニングは論理エンジンにくらべ、格段に自学自習しやすくなっており、
小学館も自学自習を想定したつくりとしているが、それでも無理である。
そもそも国語は、教える者と教えられる者とのコミュニケーションのやり取りを繰り返すことで、実力がついていくものであると考えている私にとって、
出口モノは、教える者を選ぶ本であると認識している。
この本では、「銀河鉄道の夜」が教材に使われているが、
この物語の世界をきちんとイメージできる子供がどれだけいるだろう。
また、イメージさせられる大人がどれだけいるだろう。
そう考えると、使い手を選ぶ本ということがお分かりいただけると思う。
私自身(国語科教員免許取得者)、「銀河鉄道の夜」は
何度もチャレンジしたけれど読み終えることが出来なかったが、
今回子供と一緒に丁寧に読んで初めて、その世界観が理解できた次第である。
本書のシリーズは、指導書としては最高のものであると思うが、
その指導者を選ぶ本であるといえる。
そういう意味で、わが子の理解度がとても不安である。本人はわかったようなことを言っているが。
さて、印付けの話をしたが、あれだって、本当は相当難しい。
印付けがスムーズに出来る子供には、印付けなど時間の無駄。
そんな時間があるなら、テスト問題を考える時間に回したほうが効率的である。
しかし、国語が苦手な子には有効であろう。
ただ、苦手な子にいきなり印付けは無理である。
その前の段階として、本書などで「文章を正確に読むこと」を勉強させればと思う。
印付けにしたって、どのお母さんでも出来るって訳ではないのは、
あの本への私のレビューを読んでみてくれればわかると思うけど。