息子が小3の時に出会って衝撃を受けた出口先生の『日本語トレーニング・プリント』。4年ぶりに新版が出たというので、さっそく入手。あの時のことは鮮明に覚えているが、知恵が付くというか、言葉が発達するというか、生意気になるというか、子供の勉強への姿勢がガラッと変わったものだ。自分の頭で考えられるようになるとは、こういうことだったのかと、ビックリしたものだ。
さて今度の新版はといえば、少しおっちょこちょいの早トチリ少年と、ツッコミ役のシビアな少女が登場。二人が問題を解きながらする対話が解説になっているという新機軸がウリのようだ。この少年のほうが実にリアルに間違える。おそらくわたしら大多数と同じ「あいまい」な言語感覚なのだ。この少年のおかげで、自分の考え方のどこが弱いのか、鏡を見るように明らかになる。
構成もすばらしい。1巻目で執拗に主語・述語の練習をする。その理由が、2巻目で明らかになるのだ。要約とは元の文の主語・述語を中心に手短に文を再構成すること、そして記述問題とは求められた条件によって主語・述語を決め、それを中心に解答を構成することが明らかになる。中1になった息子も、再度出口式トレーニングに触れて、中学生なりに言葉の正確な使い方に関心を深めたようだ。
旧版のときは親がつききりだったが、上記の新機軸のほか解答も説明がくわしくなっていて、小学生でも自分でどんどん読み進んで行けるようになったと思える。使い勝手がはるかによくなっただけでなく、親から見てもいろいろな発見があって、おもしろい。