何かの論文を書くときや人と現代について話し合うときのネタ作りや、論理的思考というものがどういうものであるかを解説しその強化が容易に出来る点において良書であることは間違いないと思うんですが、
出口式の現代文の勉強(実況中継なりシステム現代文なり)をしてきた人にとっては既に知っている内容であり、
何をいまさら?みたいなものが多いので注意が必要です。
内容は著者が大学受験予備校の講師ということもあってか、入試現代文・小論文を材料にしているので、高校時代の現代文(記述式)の偏差値が65以上だった人には少しも得るものが無いということもありえます。
出口先生スタイルを知らない大学生や社会人にはうってつけの本だと思います。
これを読んだ方の中にはこんなの当たり前だろ!と思う方もいるかもしれませんが、
自分にとって当たり前になってること(無意識的なもの)をこれは当たり前のことだと意識的に認識することも大事なことだと思います。
ただ、あまりにも既知の内容が多くてカネが無駄になった!ってことがないように、本屋で立ち読みしてみて、自分にとって当たり前かどうか吟味してみたほうがいいかもしれません。600円もしますしね。