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出口のない夢―アフリカ難民のオデュッセイア
 
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出口のない夢―アフリカ難民のオデュッセイア [単行本]

クラウス ブリンクボイマー , 渡辺 一男
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

本書の原題は、『人生の夢―アフリカのオデュッセイア』である。「オデュッセイア」とは、ヨーロッパを目指すアフリカ人の命を賭した旅を指している。ジブラルタル海峡で命を落とす難民の数は毎年二〇〇〇人に上ると推測される。なぜ彼らはそれほど危険な賭けを冒すのか? 「人生の夢」とは、ヨーロッパで働いて金を稼ぎたいというアフリカ人の夢である。しかし、現実には「出口のない夢」である。それにもかかわらず、「経済難民」と呼ばれる彼らはヨーロッパを目指す。(「訳者あとがき」より一部抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

家族を、故郷を捨てて、ヨーロッパへ旅立つアフリカ難民たち。放浪、追放、投獄、そして死が待つ過酷な旅―その夢と現実を克明に描きだす渾身のルポルタージュ。

登録情報

  • 単行本: 324ページ
  • 出版社: 新曜社 (2010/4/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4788511940
  • ISBN-13: 978-4788511941
  • 発売日: 2010/4/16
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 出口のない彷徨, 2010/7/27
By 
凱晴 - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 出口のない夢―アフリカ難民のオデュッセイア (単行本)
このルポルタージュの特徴は具体性にある。14年前に妻子をガーナに残してスペインに到達した一人の経済難民をガイドとしてガーナからスペインへの彷徨を再現している。

論理的とは言い難く、取り留めのない感は否めないものの、アフリカにあるへばりつく様な無力感、目的に向かってというよりは現状を脱するための彷徨は、個人を追うことによって具体的なものとなり、読者に現実を突きつける。

まさに、「出口のない」現実を知ることができるのだが、「出口のなさ」が詳述されるほどに、「出口のないこと」の残酷さを知ることになる。

本書(日本訳)が発行されたのが2010年4月。W杯と無縁ではなさそうだが、日本のサッカー界やマスコミがアフリカのサッカーを通じてアフリカ文化を知ろうとした形跡はあまりない。スペイン大会以降、世界のトップレベルを凌駕する可能性を囁かれたアフリカのサッカーにはナショナリズムが欠落している。それも絶望的なほどに欠落していることがこの本を読むとよくわかる。
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