出だし4手に話を絞って、なぜそう指すのかを非常に詳しく分析してくれており、これまでなかったタイプの本です。
先手2六歩だとなぜ居飛車なの?角道を止めたらなぜ振り飛車なの?など素朴な疑問に答えてくれます。
また、「ここは今は分からなくてよい」、「ここは今は深く分からなくても何となくそんなものかと思うだけでよい」などと指摘してくれている点が非常にありがたい。
将棋の本を読むと、何から何まで分かることが必要であるかのような強迫観念に襲われるものですが、この本は、今はここは分からなくて当然ですよ、今はこの程度でいいからそこはそっとしておいて先に進めばいいですよ、ということを意識的に随所で指摘してくれています。初心者は自分ではそういう振り分けはできませんから、このような端的なアドバイスは非常に貴重です。
羽生さん監修の「将棋序盤の指し方入門」と並ぶ、初心者必読の本といえます。