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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
美しい俳優たちとカッコイイ映像とヤバい爽快感,
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レビュー対象商品: 処刑人 [DVD] (DVD)
「私は自衛のための暴力を暴力とは呼ばない。知性と呼ぶ」―マルコムX教会での説教シーンにあるとおり、理不尽な暴力に喘ぐ人々と、それにキレて立ち上がった兄弟。 まず各々のキャラクターが魅力的で、ついついその行為の是非を置いて魅せられてしまう。 もともとウィレム・デフォーのファンでこの作品に行き当たったのだが、他の俳優陣もなんとも眼福。 彼の女装(ファンなら必見)をはじめ、「レオン」のゲイリー・オールドマンを想わせる怪しい捜査官ぶり。 監督が特典音声で「まさか彼が出演してくれるなんて」と感激したのも無理はない…というのはファンの欲目か。 まぁ映画だからこそ観ていられるというか、ラストで彼らの「私刑」についてどう思うか、という 街頭インタビュー風の映像に賛否両論が出るところが、製作者側の理性なのだと思う。 兄弟は家族愛を貫いていて、弱きを助け強きを挫く。その心はハッキリ言って美しいのである。 司法では裁き切れない巨悪を、法律の抜け目を金で潜る悪人を、一般人の代表である兄弟が粛清する。 私刑を執行する処刑人という、法的には罪人である彼らに、段々と心酔していく警察側の人間。 「水戸黄門」「大岡越前」「仕事人」などが、どれも一応体制側の勧善懲悪モノである日本は、 やっぱり平和な国なのかもなぁ…と思ってしまった。あ、「座頭市」として観ればいいのか? 移民系カソリックと言うマイノリティ・バックボーンも効いていることだし。 冒頭に引用したマルコムXも、最期は暴力の応酬に耐えかねたか、キング牧師に賛同したという歴史もあり、 そういえば邦画「GO」にもこの言葉は主人公の暴力を肯定するモノローグに引用されていたなぁ。 あれの後に同じ主演俳優の「狂気の桜」を観ると、やっぱり暴力って…虚しいよね、となってしまう。 しかし最近の状況を見るだに、一般人にこういうガス抜き映画が必要な時代になったのが、残念。 以上、好きな映画なのにここまで予防線を張ってしまうのは、こういう作品に噛み付く人がいるから。 虚構と現実は別物。製作者側だって「彼らのような人物に実在してほしい」と作った訳ではないだろう。 だから娯楽作と割り切って観て下さい。単純にカッコイイんです。俳優陣も演出も映像も音楽も衣装も私は非常に好き。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
爽快!,
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レビュー対象商品: 処刑人 [DVD] (DVD)
とにかくカッコ良いです。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ラストの裁判所のシークエンスは何回観ても秀逸です。女っ気が全く無い映画ですが、ホ〇っぽいというわけではなく(デフォーは〇モだけど)、登場人物達に、"男が惚れる"格好良さがあります。この辺りの空気はガイ・リッチーの『ロック、ストック〜』に似てます。 主役二人も格好良さが際立っていますが、やはりデフォーの怪演(快演?)があってこそだと思います。 映画好きの方に是非オススメしたい一本です。
26 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
10年ぶりに奴等が帰ってくる,
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レビュー対象商品: 処刑人 [DVD] (DVD)
10年の時を経て、正式な続編が制作されるとの一報を聞いた時、私は万感の思いであった。私が映画の専門学校に通っていた時に本作は公開された。 今はもう無い、梅田の小さな名画座。これまた今は無い、梅田東映パラスを御堂筋沿いに少し南に下ったビルにそれはあった。 悪党退治に目覚めた肉体労働者の兄弟と、その親友で地元マフィアのパシリをしているダメ男の三人が、街の悪人共をまさに処刑して行く。 事件を追うFBI捜査官(ウィレム・デフォーだ!)と、マフィアの雇った殺し屋が彼らに迫る・・・ 本作の衝撃はラストにある。「狼よさらば」以降のこの手の処刑ものの「お約束」を真っ向から覆した衝撃。 「軽い犯罪は見逃してやる。 だが殺人や凶悪な犯罪を犯した奴等の所には俺たちが行くぞ」 たとえ法が万能ではなくとも、「処刑」と言う行為がそれを補完する行為ではない、と言う事を真っ正面から突きつけた。 当時劇場では、二種類のTシャツが販売されていた。 黒ベースに、兄弟の腕に刻まれたラテン語の入れ墨が赤で、彼らが処刑の時に唱える、家族に伝わる祈りの言葉が白で。 お金の都合で片方しか買えなかった。 そこに刻まれた言葉は勿論本作で確認出来る。 映画が好きで、何でもいいから、飯が食えなくてもいいから、「映画」と言う存在にずっと関わっていたい。 そんな思いを抱いて学校の門を叩いたあの頃の思い出と共に、本作は私の心の中にあり続ける。
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