二十歳になったら死ぬ子供と予言された事とその特異体質のため家の中に閉じ込められるようにして育った光陽(受)。
「二十歳になったら自由にしていい」という祖父の言葉を信じその日を心待ちにしていたある日、美術愛好家の梁井(攻)と名乗る男が現れる。
梁井は光陽を屋敷に呼び寄せとんでもない「契約」を取り付けようとしてくる。
その内容は光陽にとってとても屈辱的なものだったが「お互いが死なない為に必要なこと」だと言われ交わした「契約」。
そこから光陽を巡り、ただ一人の友人をも巻き込んで様々な事件が起こり始める。
作家買いしてみたら普段読まない「人外もの」だったのではじめ少しがっかりしたものの、
さすがの“読ませる構成”と“感じるH”で一気に読んでしまいました。
傲慢×純粋(やや天然?)。
それぞれの境遇や事件を通して主人公達が互いに利害関係から大切な存在になっていく、精神的に寄り添いあっていく過程が良かったです。
最初は光陽の甘さや弱さに少し苛立ちましたが、だんだんこの境遇ではしょうがない、と思えたし成長も感じました。
梁井は厚顔不遜で冷酷、自分の欲のみでしたが光陽の純粋さ(何しろ超世間知らず)に触れるうちに少しずつ変化していきます。
今のところ梁井のほうがより強く光陽を欲しているのですがその態度の不器用さがかわいらしくせつなく、
しかもコンプレックス持ちだったりするので珍しく攻に感情移入してます。
(なので梁井視点の話が入っているファンブックもこの話については楽しめました)
ただ、少ないという設定の人外がポコポコ出てくるのと、続いてしまって最後が分からないので現在☆4つです。
夜光さんなので何かしらの余韻は残すにしてもハッピーエンドだとは思うのですが・・・。(希望)
あと、ややスプラッター要素があるので苦手な方はご注意を。