収録されている2作品『婚約のルール』と『クリスマスプレゼントは私』は、両方とも★5。おすすめです。
『婚約のルール』
≪テキサスの恋≫では、キャッシュ・グリヤと並んで出番の多い赤毛の大男、ドクター・コルトレーンの物語。
予備知識も先入観も持たずに、初めて新書でこの作品を読んだときには、ヒロインがかわいそうで最初の場面で泣けました。
やつあたりで彼女を傷つける、無神経なヒーローが憎くて憎くて…。
何年かして、あの鬼畜なヒーローがドクター・コルトレーン、ヒロインがドクター・ルー・コルトレーンだったと知って、びっくり。
今回じっくり再読してみると、初読で感じたほどヒーローは嫌な奴ではなかったです。ただ相手の気持ちに疎く鈍いだけで…。
ヒロインへの態度を悔い改めた彼はなかなか健気でかわいく、「確かに、彼はコルトレーンだ」と納得できました。
ダイアナ・パーマーらしい、起伏のあるラブ・ストーリー。とても読みごたえのある作品だと思います。いまでは好き。
冒頭のうわさ話で登場するテッドとコリーンの恋は『目を開けてキスして』で、
物語の後半で深く関わってくるジェーンとトッドのなれそめは『恋の計算いたします』で、
ルーとコルトレーンの理解者であるドルーの恋は『テキサスの恋 スプリング・アンコール'(1)』収録の『ドルー・モーリス』で読めます。
『クリスマスプレゼントは私』
ハート5人兄弟の三男、コリガン・ハートがヒーロー。
ドリーの愛と信頼を取り戻すために、コリガンが奮闘。ハート家の次男キャグ、四男レオ、五男レイの3人が懸命にそれをアシストするという物語。
ユニークなハート兄弟の魅力満載、楽しく読める作品です。
アビーとカルフーンの恋は『子供じゃないのに』、ティラと長男サイモン・ハートの恋は『最愛の人』、次男キャグの恋は『結婚の代償』、
五男レイの恋は『スプリング・アンコール(2)』収録の『遅すぎた初恋』、
四男レオの恋は『スプリング・アンコール(3)』収録の『実らぬ純愛』で読めます。