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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ううむ,
By 超大作 "ドン・ワンダレー" (東京都三鷹市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 冬の夢 (単行本)
なんとも箱入りでこの値段というのは嬉しい。大事にしたくなりますね。フィッツジェラルドの初期の傑作集なのだけれど、と村上春樹は言っていますが、古典新訳文庫から出ている「若者はみな悲しい」との重複があまりにも多いところが残念であります。 恐らく「若者はみな悲しい」自体、素晴らしい傑作集なのでしょう。さりとて、重複についてはもっと考えた方がよろしいのではないのかと思ってしまいます。とはいえ、色々な場で好きであることを公言している短篇「冬の夢」に関しては、ちょっと事情が異なるのですが。「ベイビー・パーティ」などはカットして、まだ未訳のものを訳出してくださった方が私たちフィッツジェラルド・ファンとしては嬉しかったのであります。 なんと、フィッツジェラルドの晩年の短篇集も刊行予定とのこと。そちらでは是非、未訳の傑作を発掘してほしいと私は思っております。 「グレイト・ギャッツビイ」と同じく、村上春樹のクセが目立った訳でありますが、美しい訳でもあるので一読をオススメします。 そして、早いうちに村上版「夜はやさし」の全訳刊行を!
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
冬の夢,
By
レビュー対象商品: 冬の夢 (単行本)
多くの評者が指摘しているように、『冬の夢』にはフィッツジェラルドという作家の持つ美質が最も濃く反映されている作品である。 人が何に魅きつけられ、やがて虜になり、失い、快復し、そしてまた喪うのか。 その手の喪失の物語をかくも短い物語の中に結晶させることのできる作家は多くはいない。 そこにはスタン・ゲッツが酩酊しながらも鮮やかに吹き上げるテナーサックスの音色にも似た躍動がある。 まさしく天才。天賦のなせる技である。 村上氏の訳も鼻につくことなく、フィッツジェラルドの呼吸に忠実に翻訳が行われている。 大作『グレートギャッツビー』に通じる、心揺さぶる小品である。
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
SURPRISEというか予想外,
By rikki48 (北国) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 冬の夢 (単行本)
「リッツくらい大きなダイアモンド」は、抜けていた。まったくもってぶっ飛んだ。とてもとても、フィッツジェラルドとは思えないほど、奇想天外のファンタジーだったよ。 というわけで、今更ながら、自らの無知を知らされた1冊でした。 追伸 映画にしたら面白いのにと想いながら読んでいた。今時のCGを使わないで、リドリー・スコットに取って欲しいくらい。(な、わけないか(笑))
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