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冬の喝采 [単行本]

黒木 亮
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「天才は有限、努力は無限」北海道の大地を一人で走り始めた
著者が、怪我によるブランクを乗り越え、準部員として入った
競走部には、世界的ランナー・瀬古利彦がいた。入部後も続く
怪我との戦い、老監督との葛藤など、1年8ヶ月の下積み生活に
耐えて掴んだ箱根駅伝の桧舞台で、タスキを渡してくれたのは
瀬古だった。それから9年後、30歳になって自分を箱根路に導
いた運命の正体を知る。
感動の自伝的長編小説!

内容(「BOOK」データベースより)

北海道で走り始めた一人の少年は、一般学生として早大に入学し、2年生になる直前、準部員として競走部に入った。それは30年の時を超えた宿命のなせる業だった。早稲田大学競走部員として2年連続箱根駅伝出場!自伝的長編小説。

登録情報

  • 単行本: 630ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/10/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062150417
  • ISBN-13: 978-4062150415
  • 発売日: 2008/10/21
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 251,171位 (本のベストセラーを見る)
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28 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 もうすぐ箱根駅伝 2008/11/19
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
著者の黒木亮は、すでに「経済小説」の作家として著名ですが(私は一冊も読んでいませんが(^^;;)、これは、作者本人が書いた中学から大学までの8冊の「陸上練習ノート」をもとに書いた「自伝的小説」です。
小説といいながら、書かれているエピソードは全部事実と言っていいくらいで、登場人物は実名で、本人もペンネームではなく本名の「金山雅之」で、登場します。
出てくる名前は、瀬古利彦、金井豊、中村孝生、新宅雅也、上田誠仁と、往年の名ランナーがぞろぞろ。本の内容は、練習、故障、試合、そして箱根駅伝を、ノートをもとに「作家の筆力」で、淡々と読ませます。
たとえばプロローグで、いきなり大きな山場を持ってきます。第55回大会、長期低迷中だった早稲田、2区の瀬古が25年ぶりに箱根駅伝の先頭を走っているシーンから始まります。
〔以下引用〕
「早稲田!」右手で係員の一人が叫んだ。人垣の間にできた花道に、臙脂のユニフォームが姿を現した。立ち尽くす群衆の中で、唯一動いている人間。あっと思う間もなく、臙脂色は大きくなり、目の前に苦痛で顔を歪めた瀬古利彦が迫ってきた。
周囲でどよめきや歓声が沸き起こっていた。「頼むぞ、金山!」「はい!」瀬古と一瞬の会話を交わし、右手で臙脂色のタスキを受け、弾かれるように走り出していた。(中略)
約10メートル前方の左右に二台の白バイ、(中略)ランナーとしてはある意味、見慣れた風景だった。
白バイの先に視線を向けた瞬間、わたしは驚きで両目を見開いていた。
トラックの報道車があり、車の後部にずらりと並んだ二十本くらいの大きなカメラのレンズが、砲列のようにわたしを狙っていた。
〔引用終了〕
いいなぁ、このリアリティ。作家が自分の青春のすべてを賭けた「陸上」を渾身の力で描ききっています。しかも熱くならずにクールに。
もう一つの読みどころは、当時の早稲田の監督だった、中村清。彼の個性がほぼ全編を通して炸裂しています。(^^;;
中村清の逸話はいろいろな本で知っていますが、ここまで鮮烈に描いた本も少ないかと。

ところで、実は金山君、私の高校の2期後輩です。中学、高校時代を書いているところでは、私の知り合いが何人も登場しているのでした。(^^;;

という、多少不純な動機で購入した本でしたが。読後感は期待以上でした。陸上ヲタクならお勧めの一冊です。
☆☆☆☆★ 身びいきを考慮して星4つ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 息をのむ迫力 2009/4/22
By Nyanko トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
小説と自伝的小説の違いをずしっと感じる1冊でした。
黒木さんは瀬古さんと同じチームで中村監督の下(若い方は中村監督をご存知ないかもしれませんね)、箱根駅伝を走った長距離ランナーです。
早稲田が苦境から脱しようともがいていた時代の日々、長距離ランナーの地味で厳しい日々が
綿々と、そして事実を積み重ねていく静かな迫力のタッチで綴られます。
これはエンターテインメントとしての読み物ではなく、ドキュメンタリーですね。
最後に綴られるエピソードがとても印象的でした。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 浪速のスライサー トップ500レビュアー
形式:単行本
黒木亮の小説は何作か読んでいましたが、本書の存在を知り、著者が箱根路を走った元ランナー
である事を知り、驚いて購入して読んでみました。

所謂黒木亮の書く経済小説とは完全に一線を画した作品で、淡々と著者の青春が描かれていく。
著者とは比べるべくもないけれど、自分もマラソン走るので、著者の高校2年〜大学1年までの
走れない日々、良くなったと思ったらまた悪化する。再びの故障の恐怖と闘いながら走り続ける。
すご〜く実感出来てしまい。金山少年の走れない日々に思わず涙しました。

本当に、自分の練習ノートを元に淡々と冷静に語られていくので、退屈する人は退屈するかも。
所謂人を楽しませる本では無いと思うので。でも、黒木亮は本当にこの話を書きたかったんだろ
うな〜としみじみと思いました。
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投稿日: 2009/3/8 投稿者: たつパパ
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