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冬の喝采(上) (講談社文庫)
 
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冬の喝采(上) (講談社文庫) [文庫]

黒木 亮
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

運命が引き起こす奇跡。青春陸上小説の傑作北海道に育った金山少年が夢中になったのは、己の限界に挑む陸上競技だった。箱根駅伝で瀬古利彦から1位でたすきを受け取った著者による、感動のスポーツ小説。

内容(「BOOK」データベースより)

球技はダメ、運動会も嫌い。そんな雪国の少年が知った「走る」喜び。全道中学選手権で優勝、高校の陸上部でも頭角をあらわす。仲間の死、インターハイでの瀬古利彦の快走。左足の怪我と、諦めきれぬ陸上への思い。そして出生の秘密。「少年」は3年間怪我と戦い、早稲田大学競走部に準部員として入部を許される。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/12/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062768356
  • ISBN-13: 978-4062768351
  • 発売日: 2010/12/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 49,896位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宮寺良平 トップ1000レビュアー
まず言えることは、陸上競技の長距離走を理解していないと興味をもてないことだろう。例えば5000m走で15分を切ることが一体どんな意味があるかわからないといけない。
これは著者が青春の殆どすべてを賭けた長距離走について、どうしても書かざるを得なかった内容である。読者をひきつける為の作為はあまり感じられない。特に試合や練習のタイムが列記されるところなどはそうである。しかし1秒のタイムに一喜一憂した日々を描くには、このような表現しかとれなかったのだろう。
私自身もレベルは低いが、同じような経験を持っている。著者は15分を切れるぞという応援を信じることができずに、ぎりぎり15分というタイムに終わったが、私も15分30秒を切れるぞという応援を信じなかったから15分30秒で終わった。
著者は同じような経験を持つ人にしか理解されないと分かっていたはずだが、それでも書いたという事実は重い。
描かれている箱根駅伝は、内側からしか描けない真実である。また著名な監督であった中村清氏の姿も身近にいないと知りえないものばかりである。
多くの人々が実名で出た本書はノンフィクションとして出版すべき本であったかもしれないが、小説とすることである程度のヴェールをかけて、もし名誉毀損というような事態が起こった場合に備えたのだろうか。
箱根のレギュラーとして走るランナーが猛練習の中でも体重を気にして食事を制限することは始めて知ったし、肉離れをしている選手を棄権させないようなことが陸上の世界であり得たことも衝撃だった。
私にとっては面白い本であった。陸上競技で長距離を目指す人たちには読んでもらいたいと思う。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ひで
著者自身の大学時代までの自叙伝。主に陸上中心の構成となっているが初恋や友情に関する話も組み込まれており、なかなかおもしろい。何十年たってもかわらない青年の心情やハードなトレーニングスケジュールなど陸上初心者からマラソンランナーまで幅広く楽しめる内容となっている。エピソードはないが、岡田武史と同学年というのも興味深い。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
感動しました 2011/5/13
今まで「箱根駅伝」をテーマにした小説を何冊か読んできました。
どれも内容は面白いのですが、陸上長距離をしている自分にはどこか共感できない部分がありました。
しかし、この本は等身大の長距離走者が描かれているのです。
大どんでんがえしがあるわけでもないし、個性ある人物が登場するわけでもありません(中村監督を除いて)。
けれど、読後には何かジーンとくるものがあるのです。

他の「小説」と違うのは箱根駅伝だけをクローズアップしていないところだと思います。
陸上を通して筆者の若き日を追い、その中に自分を見ているのかもしれません。
陸上・箱根駅伝が好きな人はもちろん、そうでない人も感動すると思います。
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