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冬のデナリ (福音館日曜日文庫)
 
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冬のデナリ (福音館日曜日文庫) [単行本]

西前 四郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 1967年1月29日、カヒッナ氷河2100メートル地点にセスナ機が着陸し、八人の男たちがデナリ(マッキンレー)峰頂上をめざして歩きはじめた。北極圏に近い地点にそびえるアメリカ大陸最高峰(6194m)デナリを、厳冬期に初登しようという未知の冒険に挑む男たちだ。入山早々、クレバスで隊員の一人を失うという事故をのりこえ、極寒の四週間の後、頂上アタックの日をむかえた――。 第2次アタックの三人は頂上に立ったあとブリザードにつかまった。零下50度、風速毎秒50mの山稜で、食糧、燃料をほとんど持たない状態でのビバーク、そして一週間におよぶサバイバル。留守部隊は彼等の遭難死を覚悟するが、奇跡的に三人は生還した――。 西前四郎は自身の体験をもとに、他のメンバーの記録や日記を引用し、登頂をめざす八人の男たちのドラマをまざまざと再現している。さらにその後の30年間の彼等の生きかたを取材し、それぞれのメンバーにとって「冬のデナリ」がどのような意味をもっていたのかを問いかけ,明らかにしようとしている。メンバーによる37点のカラー写真と白黒写真も収録した。

内容(「BOOK」データベースより)

大学を中退した米国人ヒッピーと日本人の若者がアラスカで出会い、二人は大きな夢にむかってともに歩きはじめた。―極寒の四週間の後の登頂、ブリザード、奇跡の生還、ヘリコプターによる救助―若き日の冒険とその苦い結末をたどり直し、メンバーひとりひとりの人生における冒険の意味を探る。

登録情報

  • 単行本: 460ページ
  • 出版社: 福音館書店 (1996/11/30)
  • ISBN-10: 4834013995
  • ISBN-13: 978-4834013993
  • 発売日: 1996/11/30
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 781,528位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
日本を代表する隠れた名クライマーが書いただけあり、登山の厳しさ、素晴らしさを十分に表している。過去に読んだ有名クライマーの文章のような誇張や自己満足もなく、事実を謙虚に書いているのが好印象を与える。

また、過去に、日本人がこれ程の登山に参加しているとは本当に驚きである。いまだに、7大陸最高峰だとか、百名山だとか他人が決めた価値観だけでしか登山をなしえてない現状へ、ラディカルに問いかけるものがある。
登山を志す青年層には、必読の書であると思う。

このレビューは参考になりましたか?
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By umemomosakura トップ1000レビュアー
形式:文庫
1967年、アラスカのデナリ(マッキンレー)山への冬季初登頂を目指した8人の登山家たちの記録。
福音館文庫(小学校上級以上)なので、子供向けなのかと思っていたのですが、大人が読んでも十分読み応えがありました。

計画の発端となったアメリカ人ヒッピーと日本人留学生の出会いから始まり、チームの結成、登山〜登頂〜遭難〜奇跡的帰還へと続く一連の記録が、複数の人物の視点で描かれています。
多角的な描写で、一人ひとりの心の内側にまで迫った内容は、臨場感があります。

最終章では、各自のその後が簡潔に描かれています。
過酷な体験がそれぞれの人生をどう変えたか、登山に縁のない人でも読む価値があると思います。

しかし、登山が行われたのが1967年。最初の本の発行が1997年。
約30年という時間が必要だった作者の心情を思うと、複雑な気持ちになります。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
大自然に向き合う人間の姿は、なんてちっぽけでそして尊いのでしょう。
巨大な何かへ向かうエネルギーを、どんな人間も秘めているのだとしたら、それを感じさせてくれた本書に感謝します。
山に抱かれると自分に素直に向き合えるという気持ちがわかる気がしました。
自分を好きになれる、ひとを認められる、人生を一生懸命生きてみようと思える本です。

あの冒険家・植村直己氏が消息を絶ったデナリ峰(日本での通称はマッキンレー)の壮絶な大自然は、今も変わらずブリザードに荒れ狂い、ときには穏やかな顔を見せているのかと思うと……地球ってすごいなと感動しました。

こんな生死紙一重のノンフィクションは、生きて帰れたからこそ書けたのですね。

この物語を後世に残すために、神が味方したのだとしか思えません。
そのまま命を失った人の多さを思うと胸が詰まります。

読んだあとの余韻がいつまでも胸の奥に残っています。

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