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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
登山の核心を、十分に表現,
By カスタマー
レビュー対象商品: 冬のデナリ (福音館日曜日文庫) (単行本)
日本を代表する隠れた名クライマーが書いただけあり、登山の厳しさ、素晴らしさを十分に表している。過去に読んだ有名クライマーの文章のような誇張や自己満足もなく、事実を謙虚に書いているのが好印象を与える。また、過去に、日本人がこれ程の登山に参加しているとは本当に驚きである。いまだに、7大陸最高峰だとか、百名山だとか他人が決めた価値観だけでしか登山をなしえてない現状へ、ラディカルに問いかけるものがある。
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大人でも読み応えあります,
By
レビュー対象商品: 冬のデナリ (福音館文庫 ノンフィクション) (文庫)
1967年、アラスカのデナリ(マッキンレー)山への冬季初登頂を目指した8人の登山家たちの記録。福音館文庫(小学校上級以上)なので、子供向けなのかと思っていたのですが、大人が読んでも十分読み応えがありました。 計画の発端となったアメリカ人ヒッピーと日本人留学生の出会いから始まり、チームの結成、登山〜登頂〜遭難〜奇跡的帰還へと続く一連の記録が、複数の人物の視点で描かれています。 多角的な描写で、一人ひとりの心の内側にまで迫った内容は、臨場感があります。 最終章では、各自のその後が簡潔に描かれています。 過酷な体験がそれぞれの人生をどう変えたか、登山に縁のない人でも読む価値があると思います。 しかし、登山が行われたのが1967年。最初の本の発行が1997年。 約30年という時間が必要だった作者の心情を思うと、複雑な気持ちになります。
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生が変わります,
By カスタマー
レビュー対象商品: 冬のデナリ (福音館文庫 ノンフィクション) (文庫)
大自然に向き合う人間の姿は、なんてちっぽけでそして尊いのでしょう。巨大な何かへ向かうエネルギーを、どんな人間も秘めているのだとしたら、それを感じさせてくれた本書に感謝します。 山に抱かれると自分に素直に向き合えるという気持ちがわかる気がしました。 自分を好きになれる、ひとを認められる、人生を一生懸命生きてみようと思える本です。 あの冒険家・植村直己氏が消息を絶ったデナリ峰(日本での通称はマッキンレー)の壮絶な大自然は、今も変わらずブリザードに荒れ狂い、ときには穏やかな顔を見せているのかと思うと……地球ってすごいなと感動しました。 こんな生死紙一重のノンフィクションは、生きて帰れたからこそ書けたのですね。 この物語を後世に残すために、神が味方したのだとしか思えません。 読んだあとの余韻がいつまでも胸の奥に残っています。
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