仏教には数字がつきまとう――四十九日、十二神将、十六羅漢。そして、恒河沙、阿僧祇といった大きな数も登場する。
数学をわかりやすく教えることをモットーにする著者が、仏教の世界観を数字で説明してくれる。
本書冒頭で、この世界の大きさを計算する。
1人の如来さまが管理する「1仏土」は100万光年。いきなり銀河系より広い範囲になる。これでは孫悟空が逃げ切れなかったことも頷ける。さらに、十万億仏土の彼方にある西方浄土までの距離は千京光年(10の19乗光年)。現代の宇宙論を超えている。
こんな感じで、仏教には掛け算を使った大数が多く登場する。
大きな数に対する感覚がないとか、位取りが苦手という方は、仏教の数字の世界でトレーニングしてみてはどうだろう。