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5つ星のうち 5.0
東日本大震災の後に読むと。。。,
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レビュー対象商品: 冥府の使者―Pluton Jack (祥伝社文庫) (文庫)
今から10年ほどに出版された作品で、内容は日本の原子力発電政策と深く関わっている。ここにも、原子力反対派の話が随分出てくる。しかし、その反対運動の激しさも、今、実際に彼らの危惧していた原子力災害に遭遇してみると、彼らの(当時の)想像も、今の現実から見ると小さいものであると言う気がする。とは言え、今の3月11日の直前までの日本の原子力推進政策がどうあったのか、を知るには非常によい書物であり、もちろん一級のエンターテインメントである。 著者自身が原研にいたせいか、時に必要以上と思えるくらい原子力発電や特にその燃料に関する記述が深いが、いま連日報道でこのあたりのことも耳にするようになったので、ああなるほどこのことか、と思い当たるところも多いだろう。 親子、夫婦、友人、家族、それぞれの愛憎と、一見なんの関係もないような無味乾燥なエネルギー政策の絡み合い。 更に、かつての学生運動、テロリズムに、超大国のパワーバランスと言った様々な位相を持つ作品で、最後まで飽きません。
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