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冠婚葬祭のひみつ (岩波新書)
 
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冠婚葬祭のひみつ (岩波新書) [新書]

斎藤 美奈子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

しきたり、作法、正式―冠婚葬祭マニュアルにはこんな言葉が溢れている。だがこの百年の間にも儀礼の姿は時代とともに大激変を遂げてきた。「少婚多死」時代を迎え、家族の形が多様化した今、冠婚葬祭文化はどこへ向かうのか。現在の結婚と葬送をめぐる膨大な情報を整理し、「これから」にふさわしい儀礼の形を具体的に考える。

内容(「MARC」データベースより)

しきたり、伝統、正式、常識-これらにそもそも根拠はあるのか? 「届けを出さない結婚のやり方」から「お金のかからぬ葬儀の秘訣」まで、21世紀にふさわしい新しい関係性と儀礼のカタチを具体的に提案する。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/5/12)
  • ISBN-10: 4004310040
  • ISBN-13: 978-4004310044
  • 発売日: 2006/5/12
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 「冠婚葬祭」の本といえばノウハウ本に決まっていて、ふつうは面白くもなんともないものです。そのつまらなさそうな素材を取りあげて、江戸時代の習俗を調べ、明治時代から説き起こし、膨大な文献を読み解いて料理してくれました。最後に笑いのスパイスをたっぷりふりかけて食べさせてくれるのが本書です。

 「岩波文庫は、まじめ一方で面白くない」なんて先入観を持っていたら、大間違いですよ。

 斎藤さんによると、私たちが慣れ親しんでいる結婚式やお葬式のスタイルは、そんなに遠い起源があるわけではありません。

 江戸時代までの日本は血縁よりも地縁を大切にする社会で、「家」を中心にした家族制度なんて、人数比にしてわずか2%でした。その2%をモデルにした「家父長制度」が民法として整備され、日本は地縁から血縁を重視する社会に変わっていきます。

 「しきたり」「伝統」「作法」なんて、蓋を開ければ、案外とそんなもの。「冠婚葬祭は怖くない。ある意味それは、抱腹絶倒の文化なのだ」と著者は断定しています。

 第二次世界大戦後、憲法は新しくなっても、慣習はなかなか変わりません。

 新しい民法では、新婚夫婦の戸籍は新たにつくるものであって、夫の戸籍に妻が入るわけではありません。なのに、いまだに“入籍”という言葉が残り、96パーセントの夫婦が夫の姓を名乗っている。こんな社会を「半分だけ民主主義」と著者は命名していて、辛らつな口調で男性中心社会をチクチクと風刺していますよ。

 かと思えば、戦後の冠婚葬祭本を分析しながら、この種の本にはベッドイン後のテクニックまで登場することを指摘して、

  「このへん下手なナンパ読本よりよほどよくできている気がするが、

   もったいないので中身は教えてあげない」

 と読者をはぐらかしたりもしています。

 いやぁ、ほんとにおもしろいです。

 ぜひ手にとって、お楽しみください。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By quruli
形式:新書
面白く、やわらかい文章で非常に読みやすい本です。

これから「結婚」する方やそろそろ「葬式」のことを考えなくてはいけない老親をもつ方で、いろいろめんどくさいことをしなければいけないと思っている人は、きっと肩の荷がおりることでしょう。

「しきたり」「やらなければいけないこと」と思っていたことがもとをただせば商業活動だったことを知ると、読み進めるうちにいろいろなことが笑い事に思えてくるかもしれません。

全てを鵜呑みにするべきではないですが、視野を広く持って「コト」に臨めるようになれればこの本の存在意義も深まると思います。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
冠婚葬祭ものといえば、ハウツーものをはじめとしてマニュアル書が多いですが、この本はタイトル通り多くの文献などからルーツをさぐっています。内容的に興味深く、読み物としても面白いと思います。ただし、この著者にしてはおとなしいというか、小気味よい毒がないのが個人的には物足りないような気がしました。それにしても、他出版社の新書ならまだしも、岩波新書にしてはかなりくだけた書き方ですし、タイトルもビックリ。最近の傾向かしら・・・。
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最近のカスタマーレビュー
やや盛り込み過ぎだが面白くてためになる
かなり方向性の異なる3つの章から成る。
第1章 冠婚葬祭の百年
読み物としてはこれがいちばん面白い。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: sn71August
面白い読み物
「冠婚葬祭」の本なんて1冊あれば十分だが、メル友に「面白い」と紹介されて買ってみた。昔から受け継がれてきたものが冠婚葬祭のしきたりだと思っていたが、とんでもない、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 織田多宇人
なるほど、そうだったのか!と思える本
... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 服部弘一郎
歴史の中の冠婚葬祭を考える
冠婚葬祭のひみつ 斎藤美奈子 岩波新書 2006

冠婚葬祭の婚と葬の意味は知ってましたが、冠と祭の意味は知りませんでした。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/15 投稿者: dream4ever
親に読んでほしい
娘の結婚の時は『式は挙げてくれ』の一点張り。
反面『俺が死んだら葬式はいいから骨は海にでも撒いてくれ』。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/8 投稿者: the・bamboo・eater
『冠婚葬祭入門さん江』だが、『サイトー流冠婚葬祭指南』にもなっている
... 続きを読む
投稿日: 2008/4/20 投稿者: モワノンプリュ
けっこうタメになります
... 続きを読む
投稿日: 2008/4/8 投稿者: 天使のくま
(マニュアル本a+マニュアル本b+・・・+マニュアル本x)=作法
結婚式はなんだかんだいって未だに女性の華だし、「人のふれ合い」が希薄になったといわれる現代でも、亡き者のために
葬式は粛々と営まれている。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/29 投稿者: 倒錯委員長
さすが冠婚葬祭の編集をしていたから博識と皮肉がたっぷり
 内容的には、とても昔の岩波新書とは思えない読み物であった。

でも、つまらない講釈なんかより、冠婚葬祭のバカバカしさをもっ... 続きを読む
投稿日: 2007/1/18 投稿者: 楓
思考を誘う矛盾
近代的性観念を内面化した著者が、それを棚上げして近代を批判する点に大いなる矛盾が潜む。この矛盾に気づいた読者は、フェミニズムに目を向け、その在り方と問題点に思いを... 続きを読む
投稿日: 2006/10/29 投稿者: アマゾン太郎
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