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冠・婚・葬・祭 (ちくま文庫)
 
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冠・婚・葬・祭 (ちくま文庫) [文庫]

中島 京子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人生の節目節目で、起こった出来事、出会った人、考えたこと。
いろいろあるけど、ちゃんと生きよう。そんな気持ちになる4つの「今」を切り取る物語。
冠...地方新聞の新米記者が成人式を取材。そこから事件が始まる。
婚...引退したお見合いおばさんに持ち込まれた2枚の写真の行末。
葬...社命で葬式に連れて行ったおばあちゃん。その人生とは。
祭...取り壊しを決めた田舎家で姉妹は最後のお盆をする。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

成人式、結婚、葬式、お盆。日本人なら誰もが経験する儀式だが、思いがけないことが起きるのも、こういうとき。新人記者が成人式の取材に行く「冠」、引退したお見合いおばさんの縁結びの顛末を描く「婚」、社命で参列のお供をしたおばあちゃんの人生がほの見える「葬」、姉妹が両親を失った田舎の家に集まる「祭」。さまざまな人生や人間模様が、鮮やかに描かれる連作小説。新・直木賞作家の代表作、待望の文庫化。

登録情報

  • 文庫: 255ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/09)
  • ISBN-10: 4480427716
  • ISBN-13: 978-4480427717
  • 発売日: 2010/09
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 222,893位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
社会人として普通に生活していれば、いやでもついてまわる義理がらみの“冠婚葬祭”。
とかく縛られることの多いこれらのことを、4人の主人公を仕立てて
ある側面から鮮やかに切りとった短篇集。
ここに描かれた4篇は1話完結で、主人公の性別も年齢も異なる。
それぞれの立場で遭遇した「冠」「婚」「葬」「祭」をひとつずつテーマにして、
出会いあり、回顧あり、他人ながらその人生を彷彿とさせるエピソードあり……で
けっこう我が身に引きつけて読んでしまった。
「冠」にあたる「空に、ディアボロを高く」では、二十歳の心意気が清々しく
胸に響いて快かった。
あとの3話は、生きていくことそのものを巧みな構成で語る。
喜びや苦しみやこの世に遺した思いが、ふと誰かの胸に落ちて、絵の具が
にじむようにゆるやかに伝わっていくのだ。
特に「祭」で描かれた最後の送り盆の話は、人が生きてきた
証のようなエピソードに気持ちが熱くなった。哀しくも愛おしい話だ。

延々と続く日常や生活のなかにまぎれていたものにふと感じ入る瞬間が、
実に見事に描かれている。                    
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
慣習とか親戚づきあいのちょっとした場面に
「あぁそうそう・・・めんどうなんだよね」と自分の実体験と重なる部分があり、親近感を持って読めた。
そんな実家にいるときは、どこか煩わしいと思っていた色々も、
最終章の「盆」でじんわりと郷愁に変わっていって、
読み終わった後、日頃考えたこともなかった「実家」について考えてる自分がいた。
“ひとり暮らし”が長い人にオススメです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:文庫|Amazonが確認した購入
冠婚葬祭の「冠」が何であったか忘れてしまうくらい、そういうものに疎くなっている。

「空に、ディアボロを高く」は、まさに成人式のワンシーンが題材になっているのだが、話は「冠」とは関係なさそうな人を中心に進んでいく。つづきは読んでのお楽しみ。

「婚」はもちろん結婚のことで、「この方と、この方」では、引退したお見合いおばさんが活躍するという、どうしようもなく古くさい設定を見事によみがえらせた。
設定が実にキュート。マサ枝おばさんのところに持ち込まれる話はたった2つきり。友人の婚活の世話をやく女性と、年の離れた兄のおせっかいを焼く女子大生が、「当人同士」をさしおいて話をあらぬ方向へもっていってしまう。ぜいたくはいわないはずの、決まるはずの話が、ささいなことで進まなくなるときのもどかしさがリアル。リアルっていうほど知らないけど。
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