登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
考えさせられる本です,
By musashi (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 写真の読みかた (岩波新書) (新書)
写真は技術論で評価しがちになってしまいますが、それよりも何を伝え、何を語っているのか? それが大切であるということを再認識させられる本です。 記録写真や報道写真を取り上げ、写真の読み方について丁寧に綴られております。 少々、小難しい話もありましたが、著者の独特の世界が垣間見れてとっても楽しいです。 言葉では表現しにくい写真の本質を巧みに表現されていて、 読み方はもちろん、考え方もとっても参考になりました^^v 一度、読んでみる価値は十分にあると思います^o^/
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
レイアウトのリテラシーの実例が実に面白い,
By
レビュー対象商品: 写真の読みかた (岩波新書) (新書)
先日その写真に感動した土門拳の師匠格に当たる著者の写真論と聞いて、早速読んでみた。以前にその名前を聞いたことがあると思っていたら、山口昌男「挫折の昭和史」で戦中の芸術界のネットワークの重要な人物としてクローズアップされていた人だったのを思い出した。ドイツで報道カメラマンとして身を立て、日本に戻った後に著書「紙上のモダニズム」でフィーチャーしていた対外プロパガンダ誌「NIPPON」を主宰し、日本のグラフィックデザイン史に寄与した人物でもある。 そのような経歴の人であるから、普通思い浮かべる写真論とは一風変わっている。絵画に取って代わり、映画によってその内実を変えたという通り一遍の写真史をおさらいした後には、報道写真家としての体験から本人の得た、写真を見る者に一定の意図を読み取らせるやり方を示し、それがより具体的に示せるのが組写真だとして、写真構成とキャプションによる誌面レイアウトについて多くを教えてくれる。つまり、一枚の写真についてより、見開きで構成するレイアウト論の色合いが濃い。それが、かえってとても面白い。 第一章が「写真の読み方」として総論の役目をし、第二章「私の経験とカメラマン」で個人史を語る構成をとって戦間期のヨーロッパや日本のグラフィックデザイン史も語り、第三章「二つの実例」でレイアウトのリテラシー術を示し、第四章「名取洋之助メモ」で著者の来歴を木村伊兵衛・犬伏英之・小林勇各氏がまとめている。この新書自体が著者の一周忌の後に編者によってまとめられたものだという。 読み終えてみると全ての章がそれぞれ面白いが、現在の目から見ると第三章のレイアウトのリテラシーの実習が一番興味深い。印象操作というのが実際どんな風に目論まれているかを、編集の達人が一つ一つ読み解いていく手際は容赦がなく、四十年以上前の著作なのに、メディアリテラシーの実例として今でも他の分野に応用できる鋭さがある。例えば、組写真を映像の配列に、キャプションを字幕や効果音やナレーターの声色に読みかえればそのままテレビニュースの解読になる。 メディア論としての読みも出来て写真論にもなっている、特異な新書。これは隠れた名著だと思う。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
写真家を目指す人の必読書,
By
レビュー対象商品: 写真の読みかた (岩波新書) (新書)
批評家ではなく,日本の報道写真史にとって重要な写真家による写真論。素朴な視点から鋭い洞察が数多く得られている。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|