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写真で読む 僕の見た「大日本帝国」
 
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写真で読む 僕の見た「大日本帝国」 [単行本]

西牟田 靖
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

歴史には、触れてはいけない禁忌などない。右も左も関係なく、日本人として、ただ「事実」を知りたいから、かつて日本の領土だった場所に”あの時代”の記憶と痕跡をたどる。そこに広がる光景に、僕たちは何を感じ、何を想うのか?未公開写真=約400点から、教わらなかった歴史のリアルが浮かび上がる書き下ろし最新刊!

内容(「BOOK」データベースより)

明治の半ばから昭和二〇年の終戦前後までの時代、「大日本帝国」と称していた日本の統治下に置かれていたという共通項を持つ、サハリン(樺太)の南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、中国東北部(旧満州)。戦後半世紀以上たった今日でも、古くからかつて日本の領土だったそれらの国・地域には、日本語、日本建築、鳥居、神社、日本精神、残された日本人…と、さまざまな形で日本統治時代の痕跡=「日本の足あと」が残っている。彼の地に残る「日本の足あと」は、僕らに何を訴えるのか?四年におよぶ旅の中で、僕が出会った「大日本帝国」のすべて―。

登録情報

  • 単行本: 242ページ
  • 出版社: 情報センター出版局 (2006/2/24)
  • ISBN-10: 4795831238
  • ISBN-13: 978-4795831230
  • 発売日: 2006/2/24
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 4年の歳月を費やして、海外各地の戦前・戦中に建てられた神社跡を巡るルポルタージュ。
 神社に限らず、北のサハリン、満洲などは比較的建造物が残っているが、
激戦地が多かったためか南方には偲ぶべき遺構は少ない。
 北方に残る行政などの建物は、実用価値があるから残されるのも分かるが、
神社などは、まさしく“日帝”の遺物。
 略奪にあったり破壊されたりする中で、しかし、無事に残ったものもあるという。
 その地域の状況や、日本人と現地人との関係にも拠るのだろうが、戦跡巡り
とは違う宗教観や生活感が感じられて興味深い。
 その方向性でもう少し深く抉る視点があると、この本に一本(ノンフィク
ションに不可欠な)スジが通ったのにと思う。

 さらに、「何かわからない文字‥」「扉の裏側には家紋のような紋様‥」
などのように、分からないものを分からないままにしている姿勢も、気になる。
 前者は写真がないので私も分からないが、後者は明らかに皇室の桐の紋だ。
 ちょっと調べれば分かることなのに、と思う。
 自分の見たものにあまりに重きを置きすぎて、誤解したり、誤った観念に
とらわれて「未来を構築」(前書きより)することは、あまりに危うい。
 そういう意味で、著者はニュートラルというより、ナイーヴで、ある意味イノセントだ。
 しかしそれでも、この本が旧領や旧占領地への旅はもちろん写真の整理も含め、
大変な労作ではある。
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25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
前作の400ページを超える長編ルポとは趣を異にして、今回は写真が豊富に掲載されたフォトブックの体裁。相変わらずニュートラルな旅人の視線による歴史発見の旅の様子が読み応え十分に描かれている。もっとも前作とは違い、旅が時系列に描かれるわけではない。「神社と鳥居」「日本時代の建築物」「日本語教育」「日本人の伝えた文化」など、どちらかといえば主にテーマ別に項目がつくられている。ルポタッチもあれば、エッセイタッチもあり、紀行文タッチ、研究者タッチの文章もある。そこに通底しているのは、日本時代の痕跡と記憶に対する真摯なまなざしだ。すべてを見てみたいという著者の思いが伝わってくる。

戦後60年目だった昨年は、テレビ番組などで戦争関連の企画が多くあったが、この本が伝えるような「ニッポン」の姿は決して見ることができなかった。じっくりと時間をかけたゆえに成立した、ノンフィクションならではの労作だと思う。

追記。写真集ではないのだが、「写真で読む」と銘打っているだけあって写真の印刷が特に美しい。そのせいか陰惨な記憶がこびりついているはずの戦争遺跡が、なんともいえない不思議な輝きを放って見える。個人的には215ページの南洋桜と鳥居の写真が胸を打ちました。写真を見るだけでも一見の価値はあります。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By SIROCO
形式:単行本
前作『僕の見た「大日本帝国」』同様に、ニュートラルに自然体で綴られる、かつての大日本帝国をめぐる旅。だが本としてのスタイルはガラッと変わり、純粋なルポ形式ではなく、写真と文章が半々ぐらいの構成となっている。この書き手の次回作を心待ちにしていたのだが、なるほどこうきたかというのが第一印象。もっとも、右にも左にも偏ることなく歴史と記憶を見つめるという基本的なスタンスに変わりはない。前作の「厚み」にひるんだ(?)方は、まず本書のほうから手にとってみることをお勧めしたい。あの時代の記憶を伝える数々の写真が、かつてそこにあった大日本帝国の姿をよりビビッドに浮かび上がらせている。それは、いまなお戦争の勝者と敗者の思いが交錯する場所だ。もちろん文章も平易で読みやすい。日本とアジアの「過去と現在」について考えるとき、ベースとなるべき確かな視点を提示してくれる貴重な一冊。
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最近のカスタマーレビュー
比較的最近の写真なのが良い
記述が厳密でないので読むのに気を遣う。写真で見るとしているが写真より文章の量が多い構成。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: shimada22
うーん、おしい
ドキュメントタッチで編集されているので非常に百聞は一見にしかずで非常に良い作品だともいましたが、残念ながら中国のプロパガンダである反日記念館を記念館の宣伝文句その... 続きを読む
投稿日: 2009/6/22 投稿者: さいこうさん
専門家には見えないもの
西牟田靖の作家としての肝は「等身大」の目線だ。
70年生まれという世代の、「戦争」についての距離感の等身大。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/28 投稿者: Here is Eden
西牟田氏の趣味のアルバム
著者がニュートラルというよりイノセントという意見は全く賛同。左右の偏りがないわけではなく、知っている知識だけで左右に思いっきり振れまくるのだ。結果平等になる。続きを読む
投稿日: 2006/6/3 投稿者: Japan Impartial Integrity
偏りのないまっとうな歴史記述と「大日本帝国」のリアル
「この本の面白いところは、右でも左でも思想の偏った人が読むと反対側に偏って見えることのようです(笑)。」... 続きを読む
投稿日: 2006/3/13 投稿者: 第三の男
教科書じゃないんだから
... 続きを読む
投稿日: 2006/3/9 投稿者: ソリウシ
良い本です。
だいたい、この手のリポートって声高に「戦争反対」を唱えて... 続きを読む
投稿日: 2006/3/2 投稿者: いわじろう
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