読後の感想としては、コストパフォーマンスの悪い本だったなという感じです。
「ディジタル一眼レフ、フィルター撮影の教科書」と名のるならば、やはり「理論と実践」を期待します。理論に関しては、ほとんど記述されていないし、情報量が少ないです。
第1章の概要説明以外は、各写真家のフィルター別による作例が集まっているだけという印象です。作例説明も1部の写真家を除いて、あまり参考になるような熱意ある説明はありません。
全体に通り一遍という感じ。何か雑誌記事を寄せ集めて作ったものに、グリコのおまけのような「特製簡易フィルター」を付けました、という印象でした。
Kenkoで出している「Filters 」(300円)とKenkoのフィルター&撮影用品総合カタログ「FILTERS&PHOTO」を持っていますが、本書よりもよほどフィルター全般(種類とその特性、データ、価格)が見やすくまとまってます。
これらを見ていると、本書のColumnページ・巻末のインデックスがまるでページ稼ぎのように感じられます。出典は、当然ながらKenkoのカタログでしょうけれども。
教科書と名のるにはいま1つ、あるいは、いま2つくらいです。