この本は、約30年前に出版された本の再販で、当時は”21世紀ブックス”というシリーズの1冊でした。
今かんがえるとよくできたネーミングです。
ニワトリやウサギを食べる方法について、なんと捕獲・解体するところから解説があります。
おそらくそのような機会は、当時でもなかったと思いますが・・・。
野草はもちろん、およそ栄養源になるものはなんでも”食べられる”ものとして紹介するあたり、サバイバル本としての突き抜けぶりは、今でも他の書籍をよせつけない魅力があります。
その範囲たるや、昆虫から"ニンゲン"まで、インディ・ジョーンズの世界以上!
さすがに、オリジナルそのまま復刻とはいかなかったようで、出版コードに引っかかったであろう記述が、不自然な格言ものに差し替えられています。(原文は、ある原住民の食の風習)
ただこれは、次のページのイラスト(食べられる動物一覧)と連動したギャグが成立しなくなってしまった点で残念ながら改悪と感じました。
それよりは腹筋するとき足を伸ばしきったイラストのほうが時代遅れで問題だと思うのですが。
いずれにしても、再販にこぎつけた出版社の努力は★5に値すると申し上げて差し支えないでしょう。
高度経済成長時代にかつて読者であった少年がオトナになり、作り出したこの21世紀。
自然から遠のいた私たちが、もう一度思い出すべき”何か”をきっとみつけられるのではないでしょうか。