東日本大震災被災三県の惨状が、ありありと伝わってきます。
数々の戦場を渡り歩いた不肖・宮嶋氏の、「この悲劇を伝えたい!!」という気持ちが伝わってきました。
地震発生日からはじまる、氏の取材日記が掲載されていますが、
切迫したなかにも臨場感があり、この本の読みどころだと思います。
取材中、氏は手を骨折してしまうのですが、
それでもなんとしてでも「撮りたい」と願う執念が文面から伝わってきます。
また、常に被災民のことを第一優先して活動する、
自衛隊の方々の姿が多くおさめられおり、心を打たれる、貴重な一冊だと思います。
この本の終盤にさしかかると、
被災地の方々が、この悲劇の中からやがて笑顔をとりもどしてゆく姿がおさめられています。
人の助け、そして、東北の方達が持つ、勇気と強さ。
読後には、それをありありと感じさせられる、貴重な一冊です。