学生の頃からずっと本、雑誌好きで、大きい書店に1日中いれるくらいの自分。
今はいなかに住んでるので、ひさびさにでかい本屋行っておもしろい雑誌をずっと探して「買う気満々」だったのに、どうしても欲しい本がない…。
そんな時に見つけたのがこの本。
ぱらっと見ていて「BRUTUS、お前もか?」というページのタイトルに惹かれて衝動買い。帰りのバスで一気読みしてしまいました。
自分も前は印刷会社に勤めていて、学生の時は出版社に入りたいと思ったこともあり、当時から面白い雑誌を見つけたら飛びついていたけど、最近「ググッと」ひかれる雑誌があまりない。ブルータスは大好きだったので毎号のように買ってたのに、このところ、なんか「枯れてる」というか、感覚が「年取った」んじゃないの、と個人的に思っていた。(一時期はまるで「別冊太陽かよ!」と思えるような企画が続いたし…。別冊太陽はすごい雑誌だったんですけど、ブルータスが!?って思ってました)
著者の「BRUTUS、お前もか?」という言葉は、この雑誌に対する強い期待の裏返しのように思えます。この雑誌は僕が思うにある程度バリバリ仕事してるお金に余裕のある都会の30〜40代くらいがターゲット。10年前くらいに僕が初めて買った時は、意外性のある企画で衝動的に読みたくなったものです。
それが、著者いわく「編集会議やマーケティングしすぎではないかと思えるほどの、「現実」に対する後追い感覚」を感じるものになってしまった。僕の感じていた違和感を代弁してくれてる感じがします。
この本、関西のローカル出版社が出してますが、関西人には有名な出版社。こういう本は、ここだからこそ出せたのかもと思う。(大手が出すと自己否定になっちゃうので…)。さすがに、当事者だけあってあまりきつい論調はなく、批評も若干おとなしめです。でも、「お前もか」とかいろいろ言いたくなる本ほど、期待値が高いんだと思います。広くいろんなジャンルの本のことが書いてあるけど、一環しているのは、「もっと面白い雑誌が読みたい!」という雑誌愛のようなものかな。
今は雑誌が売れない時代。それでも雑誌好きは、面白い雑誌に飢えています。この本を読んだ出版関係の人が、もういちど「ググッとくる」雑誌づくりを思い出してくれたらなーと、ちょっと期待してます。