これまで何冊もの「南京事件」関連の書籍を読んできましたが、これは決定版の一つでしょう。恐らく現存する関連資料をほぼ全て研究してきた東中野修道氏の現段階での集大成といえるのではないでしょうか。
かなり詳述しているので、初心者がいきなり読むのは辛いのかもしれませんが、基礎知識を持ち、「とりあえず、1冊だけ読みたい」という人にはお薦めです。
資料や陣中日誌の一部を抜粋し、歪んだ目で「あった」と決め付ける「あった」派の著述・根拠も紹介・分析していますので、今後、それらに惑わされることもないでしょう。
【追記】どうやら、当時のNYタイムズなどの記事がどの程度の信憑性があるものなのか、という基礎知識を得た上で読んだ方が良いようです(参考にするなら「南京虐殺の徹底検証」東中野修道著などか)。
まあ、NYタイムズは今でも信頼性の欠けるメディアの代表格ですが(おまけに朝日新聞と提携)。