個人的なことですが,私が文系の大学に入学し,弁護士になるか,医学部再受験をするかを迷っていた頃,最初に手にした「医学部用」の勉強法指南本の最新年度版です。
卒業→就職後,再医学部受験を決意し,改めて最新版を購入して読んでみましたが,やはり非常に参考になります。
一度,簡単に読んで忘れていたり印象に残っていなかった箇所も,法律の勉強や就職など,いろいろな人生経験を経て,ますます「なるほど,たしかにそうだよね」と納得することが多かったです。
「受けるまえから合格体験記が書けるレベルになれ」というアドバイスも,なるほど,このアドバイスを見て,いろいろな勉強法の本を手に取ったなと思いだし,おかげて何をどの程度やればいいのかはわかるようになりました。
復習を最重視すること・「飽きるまで」繰り返すこと,スケジュールの立て方,過去問・模試の使い方,不安の解消術から,各教科のお勧め問題集,各教科勉強法まで,とにかく情報量はすごいです。
和田(秀樹)先生の受験関係の本にも,とてもお世話になりましたが,現役生以外(再受験生など)は,こちらの本に書いてあることの方がすぐに実行出来て,現実的かと思います。
筆者は予備校に頼ることを勧めていませんが,これは荒川先生が再受験生とは言え,東大理科'U類に受かった理系エリートであったからだと思います。やはり,講義系参考書などを読んでもなかなか理解できない箇所が多い文系出身者(私のような)人にとっては,ある程度予備校に頼らなければならない部分も大きいでしょう。
しかし,文系出身や理系出身などのバックグラウンドよって異なる戦略の立て方も,「数学が得意な人のための・・・」というような形でアドバイスがあり,自力で何をどこまで出来そうか,という見極めも,この本を読めば,ある程度の当たりをつけられるのではないかと思います。
とにかく,情報量・質ともに信頼できるものであり,☆5つです。これから,他の勉強本も読んで比べてみようと思います。